2022年度入学
大西 健士郎さん(横浜市立高田中学校卒業 県立横浜翠嵐高校へ進学)

将来の夢は、建築士です。住む人が笑顔になれる家を造ることが目標です。
── 神奈川全県模試をどのように学習に活用しましたか
全県模試は自分の弱点を見つけるために使っていました。模試のあと、自宅に帰ったら必ず解き直しをし、わからなかったところを解決することで苦手をひとつずつなくしてきました。また、結果が届いたときは間違えた問題を確認し、再度解き直しをしてみて簡単に解けるようになったかどうかを確かめました。その模試を見返したとき、すぐに解答できる状態にしておくことが大切だと思います。
── 受験勉強で工夫した点について教えてください
暗記事項を暗記で終わらせずに、その理由やきっかけ、背景なども学ぶようにしていました。例えば、「1931年満州事変、1932年満州国建国/五・一五事件、1933年日本が国際連盟を脱退」を覚えるとします。これをただ覚えるのではなく「1931年、満州事変があった。その結果、満州国が建国された。しかし、当時の首相はそれを反対したため軍によって暗殺された。それにより、軍が日本の権力を握るようになったため、満州国建国を批判する国際連盟を脱退した。」というところまで知るようにしていました。その他にも、数学では公式の証明方法まで知る。理科では実際に簡単な実験をしたり、先生への質問やネット検索で事象の原理を調べたりしていました。そうすることで、ただの暗記よりも定着しやすく、理由を知ることで勉強が楽しくなります。この勉強方法はオススメなので、ぜひ試してみてください。
── 後輩へ受験のアドバイスをお願いします
陸上部では記録を伸ばすために毎日自主練習を頑張っていました。「継続は力なり」です。運動も勉強も日々の努力が結果につながります。私は勉強の合間に自主練習をしていました。運動すると気分がスッキリし、その後の勉強もはかどるのでオススメです。「なんでこんなこと覚えないといけないの?」と思うことがあると思いますが、勉強はやった分だけ必ず自分の力になります。将来の選択肢を広げるためにも勉強を頑張って下さい。
内田 雄大さん(横浜市立日吉台中学校卒業 県立川和高校へ進学)

国公立大学進学を目指しています。理数系が得意教科になるように学び続けたいです。
── 受験勉強への取り組みについてどのようにしてきましたか
私が受験生としての自覚を持ったのは、3年生の春からでしたが、中学1年生からコツコツと復習して知識を積み重ねていく習慣をつけていました。その為、受験期だからと特別に時間を変える事なく、常に余裕を持って学習を進められました。5教科は独学で勉強し、特色検査のみ塾に通い思考力を身につけました。どの問題を学習すれば良いのか分からず困った時は、全県模試の教材を活用して公立高校に沿った問題を効率よく解きました。難易度が高い問題よりも基本の問題を確実に解く力を身につけました。
── 全県模試受験や実際の入試についていかがでしたか
「神奈川全県模試」は学校から貰った案内で知りました。2年生の12月から3年生の1月までほぼ毎回受験しました。模試を受けることで自分の立ち位置を知る事が出来ました。また、初見の問題の時間配分を考える練習にもなりました。間違えた問題は何回も復習して、そこで得た重要な考え方を他の問題でも活用できるようにしました。入試では図形の問題が難化していて動揺し、普段しないようなミスをしてしまいましたが、特色検査や面接が終わるまで諦めず最後までやりきる事が出来ました。5教科は全県模試の予想得点よりも低くなってしまいましたが、いつもの判定を信じていました。
── 後輩に一言お願いします
日々の努力が受験結果に繋がると思います。受験期に詰め込む勉強法より、毎日の学校の授業や小テストを大切に学習してください。
李 菲さん(川崎市立川崎中学校卒業 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校へ進学)

将来は生物の研究者になりたいと考えています。自然科学部に入部し早めの生物分野の知識の習得とプレゼンテーション力の向上を目指し、実験と生物の観察を通して腕を磨いて将来のキャリア設計に役立てたいと思っています。
── 全県模試受験や受験勉強の様子を教えてください
中学2年に学校で配られた案内を通して神奈川全県模試を知り、自分の実力を測るために全県模試を受け始めました。模試を受験することで学力向上を目指して自主的に勉強するようになり、中学2年の間は自宅学習で基礎から最高水準の問題集を解くことに精魂を込めていました。3年からはもっと良い点数を取れるように計画的に学習に取り組むようになり、夏休みからは平日では5時間、休日では8時間以上勉強し、本格的な受験勉強を始めました。友達と一緒に勉強したり、教え合ったりすることで、理解を深めながらも、勉強することのつらさを軽減することができました。過去問や他の都道府県の過去問の既習範囲に当てはまる部分を解いて問題形式に慣れるようにしました。最新の過去問を解く際は時間を計るようにして、入試前は弱点強化問題集「FOR ONE」にも取り組みました。
── 志望校についてどのように考えて決めましたか
志望校を最終的に決めたのは中3の後半となりますが、中1の時に両親の薦めで学校紹介ビデオをみて横浜サイエンスフロンティア高校に興味を持ち始めました。中3の学校説明会で校舎内を実際に見学し、生徒たちのレポートや実験設備から本格的な理数系の高校だと自分の目で確かめることができ、その雰囲気に魅了されて、心の底からこの高校に入学したいという気持ちが湧き志望校として決めました。
── 受験を迎える後輩へアドバイスをお願いします
友達でありながらライバルである存在がいたからこそ、ここまでがんばってこられたと思います。自分一人だったら受験勉強のつらさを乗り越えられず、途中であきらめていたのかもしれません。是非、仲間と一緒に頑張ってください。勉強で疲れた時は高校入学後の学校生活を想像してみるとモチベーションを上げることができます。ぜひ試してみてください。
金澤 拓真さん(大和市立つきみ野中学校卒業 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校へ進学)

将来は環境に携わる仕事に就きたいので高校・大学では特に環境の勉強を頑張りたいです。
── 毎日の学習はどのように進めてきましたか
毎日6時半に起き23時に寝るようにしていました。教科の中で比較的苦手だったのは英語で、英語のなかでも苦手な分野を繰り返し学習しました。平日は起きてから家を出るまでの1時間は苦手な漢字とリスニングを勉強し、帰宅後は特色検査と英国数の過去問に取り組みました。休日は8時に起きてから同じように漢字とリスニングを1時間勉強した後、特色検査と理社の過去問に取り組みました。残りの時間は演習テキストで苦手な部分を補強しました。とにかく特色検査はたくさん解くようにしました。
── 全県模試を受験してみて実際の入試はいかがでしたか
全県模試は中2の夏に初めて受け、中3の冬に塾を通して受けました。全県模試で解けなかった問題は、似たような問題を演習テキストから探して繰り返し解きました。全県模試の会場は非常にピリピリしていてそれなりに緊張しました。その経験からか試験当日は意外と緊張せず逆に不思議なほど冷静でした。また全県模試は昼食を挟むので、実際の入試ではどのような昼食がいいか考えるのに役立ちました。面接は、まず想定される質問に対する答えを用意し覚えて自然に話せるようにしました。その後、家族に面接官の役をしてもらい練習をしました。面接の前は流石に少し緊張しましたが、これは避けられないものだからしょうがないと腹をくくりのぞむことができました。発表は先にネットを見た母親が部屋に飛び込んできて合格を知りました。実感はわきませんでしたがホッとし、すぐに仕事中の父親に報告しました。
── いつ頃、志望校を決定しましたか
志望校は中1の頃からどこにするか考えていました。本格的に志望校を決めたのは中3の9月でした。自分が好きで得意な数理に重きを置いた学校で施設も充実していて大学の進学実績が良かったからです。
── 最後に一言お願いします
一緒に頑張った仲間には「お疲れさま」と、両親には「ありがとうございました」と伝えたいです。後輩たちには「辛くてもほどほどに頑張れ。これで人生の『全て』が決まるわけじゃない!」とお伝えします。
千須和 聖也さん(横浜市立荏田南中学校卒業 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校へ進学)

僕の夢はゲームクリエイターになり世界中で親しまれるゲームを作りたいと思っています。入学してからは、英語の実践的な学習や海外研修を通して外国語や海外の文化をよく学びたいと考えてます。
── 受験に向けた学習について教えてください
僕は英語と社会が特に苦手で、英語については英単語から例文までを暗記し、社会はひたすら暗記しました。得意な数学や理科は問題演習を繰り返してミスを減らしていきました。高校受験を意識したのは中3年の夏でした。内申点が目安より10点くらい低いため2次選考での合格を目標に勉強しました。大好きなゲームもアンインストールし、時間を忘れて勉強しました。しかし、思うほど点数は伸びず12月には塾に入りました。塾の教材を使い今まで以上に勉強すると見る見る点数が伸びました。特色検査は過去問を解き、面接は学校や塾の先生と何度も練習したので落ち着いて取り組むことが出来ました。全県模試を受けた後は、自己採点をして何故間違えたのかを確かめるようにしていました。また、会場の静かな雰囲気も体験出来たので、本番はあまり緊張せずに受験出来ました。結果は、毎回喜べるようなものではありませんでしたが、着実に点数が上がる様子が分かりました。
── 志望校はどのように考えて決めましたか
横浜サイエンスフロンティア高校を受験することは夏休み中に決めました。比較的内申点が重視されない高校を受験する方が有利であることと、理科や数学が好きで得意だったこと、またカフェテリアがあるということに強い興味を持ちました。オープンスクールでの第一印象は広くて綺麗だと感じました。また、張り紙が英語で書かれていて、ここに入学すれば苦手な英語を克服できるのではと思い、この高校を受けようと自分で決め、家族も応援してくれました。
── 実際の入試を迎えてみていかがでしたか
入試当日の朝は模試を受けに行くような軽い気持ちでした。得意な数学で失敗したと感じましたが、他の教科でなんとか挽回しようと気持ちを切り替えました。特色検査は過去問と似た出題形式でしたのでこれまでの学習で対応出来ました。発表日までは高校の範囲で勉強したかったところや英単語を学習しました。受験勉強期間中は楽しくありませんでしたが、達成感を感じられいい思い出になりました。
── 受験を終えたところで後輩へ一言お願いします
合格発表後に喜んでくれた家族や塾、学校の先生方、また受験前にも様々なサポートをしてくださった方々にとても感謝しています。僕は、3年生の後半に焦って勉強しました。それは、それまで遊びすぎていたことが原因だと思います。なので、遊ぶなとは言いませんが、毎日少しずつでも勉強しておくことをオススメします。自信を持って頑張ってください。応援してます!
佐藤 杏香さん(大和市立上和田中学校卒業 県立神奈川総合高校(舞台芸術科)へ進学)

将来は舞台や、映像作品などに関わる仕事につきたいと思っています。そのために高校での学びを大切にします。
── 全県模試を始めたきっかけや受けてよかったことを教えてください
全県模試を受験したきっかけは母の勧めです。1年生で全県模試を初めて受験したのですが、その時はとても緊張していたのと模試を受けることでなんの意味があるんだろうかと思っていました。ですが2年生、3年生と入試に向け模試を受けてきたことで、どの問題にどれくらい時間をかければ解き終わるのかを知ることができ、会場の雰囲気を感じることができ、会場の寒さ対策までについても本番に活かすことが出来ました。入試間近の模試で全県模試が作成販売している FOR ONE という自分の苦手を克服できる問題集に取り組んだことで自分の苦手がわかり最後に改善をかけることが出来ました。
── 毎日の学習についてどのようにしてきましたか
部活動を中心に学校生活を送ってきました。模試が部活の大会と被るときは自宅模試をしました。受験校を本格的に考え始めるまでの勉強は、普段の授業と課題、テストの2週間前からというように進めてきました。受験校を決めてからは一日に取り組む勉強量が増え、集中力を継続することができるようになりました。志望校に合格することが出来たのは夏からの取り組みも大きいですが、全県模試を受けたり学校でテストを受けたりと1年生からコツコツと積み上げてきた知識があったからだと思います。過去に頑張った自分に感謝です。
── これから受験を迎える後輩へアドバイスをお願いします
日々の自分の頑張りは、勉強でも部活でもその他のことでも絶対報われるとは言いませんが、どこかで自分の未来に繋がっていますので頑張ってください。私は入試の英語で、いつもより30点低い点を取りました。絶対だめだと思いましたが合格することが出来ました。このようなことが全ての出来事で起こる訳ではありませんが、続けていれば実ることもあるので、今やりたいことがあるなら将来の自分のために頑張って欲しいです。
川畑 優人さん(横浜市立岩井原中学校卒業 県立光陵高校へ進学)

僕は先生にたくさん助けられたので、この学校で教育のことを学んで将来は中学校の先生になりたいと思っています。中1の頃から光陵の体育祭を見ていつか自分も参加したいと思っていたので体育祭が一番楽しみです。
── 全県模試受験のきっかけや受験勉強の様子を教えてください
全県模試は友達に誘われて3年の8月に初めて受験しました。その頃は受験勉強らしい勉強をしておらず結果はとんでもなく低い点数でした。塾で受けた模試の結果も重なり「ヤバイな」と思い受験勉強を始めました。学校から帰ってきたらすぐに塾の自習室に行きほとんどの勉強を塾の自習室でやりました。苦手な理科の暗記は間違えたところだけ見直し、学校や塾でもらった問題集に何度も何度も取り組みました。英語と国語もそれほど得意ではなかったので少なくとも2日に1回は文章に触れるようにしました。
── 入試当日の様子はいかがでしたか
入試会場は友だちもいたためか緊張はしませんでした。数学でわからない問題があり、これでは合格できないかも思いましたが、一旦その問題を後回しにして他の問題を解きました。再度取り組むと解法がみつかり、気持ちの切り替えも重要だと思いました。そんな数学の後だからか、昼食後の理科が1番緊張しました。苦手な科目には「いつも取れてないから大丈夫」と気楽に取り掛かりました。
── 後輩へ一言アドバイスをお願いします
内申が足りなくて志望校をどうしようか迷っている人に言いたいことがあります。僕も内申が目安に届いておらず模試の結果ではひどく一喜一憂していました。内申が届いていないからとあきらめず、しっかり勉強して得点できるように頑張ってください。
森 葉月さん(大和市立鶴間中学校卒業 県立希望ケ丘高校へ進学)

将来はゲームクリエイターになりたいと考えています。高校では数学を頑張りたいと思います。
── 苦手な教科はどのように対策しましたか
私は社会が苦手でした。苦手を克服するために模試の結果を分析したところ特に歴史の年号が苦手だと分かり、すぐに語呂合わせがたくさん載っている本を用意し、集中して年号を学習しました。このように対策したことにより社会が以前よりも得意になり、入試本番でも高得点をとることができ、他の教科をカバーできるほどになりました。
── 志望校を決めた理由を教えてください
私は将来ゲームクリエイターになりたいと思っているので、理系に強い高校に進学したいと思っていました。そのため、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている高校を受験しようと考えました。SSHに指定されている高校の中でも希望ケ丘高校は特に家から近く、自宅学習により多くの時間をかけることができ、また、校風も自由で高校生活を楽しめそうだと思ったため志望校を希望ケ丘高校に決めました。
── 試験会場の様子や面接試験はいかがでしたか
会場では会話をしている受験生が何人かいましたが、集合時間の20分前には教室は静かになりました。教室にいる人は、暗記本を見ている人や過去問を解いている人、何もせずに気持ちを落ち着けようとする人などがいました。面接試験では荷物を持ちながら入退室するなど、練習とは違う点がありましたが、前日にも中学校の先生に面接の練習をしてもらい、本番ではあまり緊張せず落ち着いて臨むことができました。練習の際に何度か、「目線を動かさないようにした方が良い」というアドバイスがありましたので本番では目線を合わせるということを意識しました。スマホに面接練習の様子を録画するなどして練習を繰り返しました。
── 後輩へ受験に向けたアドバイスをお願いします
受験勉強をしているときに「落ちてしまうかも」と不安になることがあると思います。そういうときには違うことをしたり、高校で何をしたいか考えたりして気持ちをリフレッシュしてみてください。受験勉強は大変ですが、その分受験が終わった時の解放感や達成感を得られます。志望校合格を目指して頑張ってください!
工藤 朱莉さん(伊勢原市立伊勢原中学校卒業 県立希望ケ丘高校へ進学)

高校入学後は勉強と部活の両立を目標にしています!部活動は今までにない部に入りたいと思っています。
── 高校入試を意識して受験勉強を始めたのはいつ頃ですか
高校入試を意識し始めたのは中学3年の夏休み頃でした。初めはどのように勉強を始めれば良いのか分からず、手がつけられずにいましたが、夏休みでしたので学校から出された宿題を早めに終わらせ、1、2年生の復習をするようにしました。1、2年生の内容でも忘れていたり、覚えきれていない部分があったりしたので、もう少し前から受験勉強を始められたら余裕がもてたかもしれないな、と思いました。
── 全県模試をどのように勉強に活用しましたか
模試後は自己採点し、間違えた問題があったときは自分でもう一度解き直すようにしていました。解き直してみても答えが上手く出なかったときは、解説を参考にしました。その後、本当に理解できているのか確認しました。自分で解き直して答えにたどり着くことができた時も一度解説を読み、自分で解いたやり方とどこが違うのか、どうしたら早く答えを導くことができるのか考えるようにしました。解説を読んでもどうしても理解できなかったときは、学校の先生や塾の先生に教えてもらうようにしていました。分からない問題、解けない問題をそのままにしないで、解けるようにしていくことを目標にしていました。
── 続く後輩へ受験勉強のアドバイスをお願いします
私は入試直前まで志望校の合格ラインに届いていなくてとても不安でした。もっと早くから受験勉強を始めていたら、もう少し1、2年生の内容を覚えきれていたら、と何度も考えました。特に社会や理科は暗記の知識と読み取る力が必要だったので、忘れてしまっている部分が多いと覚え直すのが大変だと思います。私は社会の歴史があまり覚えられていなかったので、ほぼ0からのスタートで本当にぎりぎりになってしまいました。時間があるうちに自分の苦手な教科の勉強を進めておくと、後々他の教科の発展した問題を解くことに時間を使えるようになると思います。また、数学は基礎知識を身に着けていると発展的な問題にも対応することができます。図形の問題では、どの条件を使うのかすぐに見つけられるようにするために、色々な問題を解いておくと良いと思います。受験勉強終盤にはかなり精神的にも辛くなると思いますが、自分が勉強してきたことを信じて頑張ってください!
佐々木 映珠さん(横浜市立篠原中学校卒業 県立横浜国際高校(国際バカロレアコース)へ進学)

英語で海外の人と一緒に働くために海外の大学に進学したいです。ネイティブ並みに英語を使えるように頑張ります。
── どのような中学校生活を送っていましたか
睡眠時間は多く取ったほうがいいと思い、朝は6時半ごろに起きて夜は10時ごろに寝ていました。私の得意教科は英語、苦手な教科は数学でしたので、数学や理科などの勉強に時間をかけました。部活動はバレーボール部に入っていましたが、3年生の夏休みに引退となりましたので受験勉強に影響はほとんどありませんでした。図書委員会で委員長を務めたことはいい経験になりました。受験期間中はテレビの音量を小さくするなど、家族も協力してくれました。
── 受験勉強への取り組みはどのようにしましたか
受験勉強を本格的に始めたのは3年の秋くらいからでした。塾や通信教育は行わず、週1回家庭教師をお願いし、勉強の計画などを立てていました。国語と英語は得意でしたので、受験勉強は主に数学、理科、社会にしぼり、書店でワークを買い、繰り返し問題を解きました。特色検査は英作文の練習のみしていました。面接はあまり緊張しないタイプでしたので特別な対策はしませんでした。
── 入試当日の様子について教えてください
入試当日は不思議に緊張しませんでした。試験会場ではみんな落ち着いているように見えました。他の受験者を見てもそれほど焦りを感じることはなく、得意教科はそれなりに手ごたえを感じ、苦手だった教科はいつも通りの手ごたえでした。自分の実力を出すことができたと感じました。合格発表はインターネットで家族と確認し、合格と分かったときはとても嬉しかったです。担任の先生に結果報告に行くと、「本当に!?」と、とても驚き喜んでくれました。あの時の先生の驚いた顔は忘れません。
川村 耕大さん(横浜市立南戸塚中学校卒業 川崎市立川崎総合科学高校(情報工学科)へ進学)

得意科目を伸ばすことで自信を持って入試にのぞめました。入試で身についた勉強の習慣を継続します。
── 全県模試受験について教えてください
私は全県模試を中1の終わりに初めて受験しました。その時は全くと言っていいほど勉強をしておらず結果はとても悪いものでした。中2の時に社会が自分の得意教科であることに気づいてからは熱心に社会の勉強に取り組みました。中3の8月の模試で初めて8割を超え、本番の入試では97点(1ミス)という点数を取ることができました。中3の初めの頃は模試の点数ばかり気にしていましたが、志望校が決定してからは合格判定を見るようになりました。最後まで第一志望の高校が最高判定になることはありませんでしたが、80%以上の判定が出た時はとても嬉しかったです。
── 受験に向けてどのように学習を進めましたか
私は勉強の習慣が全く付いていなかったので受験モードに切り替えるのにとても苦労しました。入試前は毎日自習室や最寄りの図書館に行きました。閉館時間まで勉強し、たまに帰り道に自分へのご褒美をコンビニで買って帰るなどしてモチベーションを高めました。最終模試も終わり、入試の問題に慣れるために過去問を解き始めました。学習のスタイルは人それぞれなので自分のスタイルを確立できるとうまくいくと思います。
── 受験生に一言
内申点が届かないからと安易に志望校を変えないように!模試の結果に一喜一憂せず最後まで諦めずに走り続けてください!
樫山 心優さん(川崎市立野川中学校卒業 県立生田高校へ進学)

私は高校の部活では中学と同じバドミントン部に入り、大会を目指していきたいと思います。勉強では大学受験のために日々の授業にしっかり取り組み、予習や復習を行うことを心がけ、苦手な理科や英語を克服し、理解を深めていきたいと思います。
── 受験勉強をどのように進めてきましたか
私はふたつの部活に所属しコロナ禍の制限のある中で活動していました。部活を途中で辞めることは嫌でしたので最後まで活動は続けました。私の通っていた塾はコロナ禍すぐにZoom自習室を設けてくれましたので、自宅のパソコンを通して塾の自習室にいるような感覚で勉強をすることができました。とにかく問題をたくさん解き、分からないところがあればZoomから先生に質問し、理解を深めていきました。特に理科や英語の苦手な教科は時間がある限り問題に取り組むようにし、同じ間違いをしないように頭に叩き込みました。テキストや問題集、過去問には直接書き込むことはせず、ノートを利用して何回も解けるように工夫しました。歴史の年号は覚えるために単語帳をつくり、少しの時間でも目を通して覚えるようにしました。
── 後輩へ一言アドバイスをお願いします
これからの自分にも言える事ですが、早くから勉強に取り組む事、わからない所をわからないままにしないようにする事は大事だと思います。頑張ってください!
工藤 姫乃さん(相模原市立大沢中学校卒業 県立麻生高校へ進学)

私は将来国際的に仕事をしたいと思っています。そのために高校は英語教育、国際教育に力を入れているところを選びました。英語の勉強はもちろん、大学進学のための勉強にもより一層力を入れていくつもりです。私は高校受験で自分なりの勉強の仕方を身につけることが出来ました。それを生かして頑張っていきたいと思っています。
── 神奈川全県模試を受験してよかった点を教えてください
全県模試は、自分の今の実力を知る為にと塾の先生に勧められました。受けてみると、出題形式は本番の入試とほとんど変わらず、どれくらい点数を取れるかを知るだけではなく、入試の練習という面でもとても役に立ったと思います。また、模試の結果には自分が得意とする所、苦手とする所がはっきりと分かるようになっていました。そのため、どこを重点的に勉強するべきなのかが分かり、勉強の予定がとても立てやすかったです。
── 受験勉強ではどのようなことに意識して取り組みましたか
受験勉強で私が特に意識した事は、苦手な教科への対処です。私は数学がとても苦手で模試でも中々点数が取れず、勉強しても点数は全く伸びませんでした。そこで、むやみに勉強をするのではなく目標とする点数を決めることにしました。その点数が取れるようになってから他の教科に力を入れるようにしました。そして、数学で取れない分をほかの教科で補えるようにしました。受験は5教科の点数で決まります。なので、苦手、嫌いな教科に力を入れることも大切ですが、得意な教科の点数を伸ばすことも合格への一歩だと思います。 また、自分の勉強の仕方を確立しておくと、受験間近の冬休み以降が楽になると思います。
── 後輩へ一言アドバイスをお願いします
暗い気持ちで勉強に励むより、明るい気持ちで勉強に励んだ方が勉強の質自体が良くなります。頑張ってください!
片桐 初希さん(川崎市立南菅中学校卒業 県立生田東高校へ進学)

私の中学校には悩みを自分のことのように親身にきいてくれる先生がいました。将来はその先生のように、優しく生徒の悩みに寄り添える先生になりたいと思います。
── 高校入試を意識して受験勉強を始めたのはいつ頃になりますか
私が高校入試を意識して勉強を始めたのは中3の夏休み明けでした。それから入試までの半年間で学力を上げることを頑張りました。中3の初め、できれば中2の頃から受験を念頭に勉強をしたほうがいいと思いますが、自分がどれだけ意識して頑張れるかが問題です。また、私は落ち込みやすい性格で、一度落ち込むと本領発揮ができないタイプなので志望校選びは慎重にしました。生徒全員が明るく活発で、物事に積極的に取り組むことが私に合っているのはもちろん、安心して合格できる高校を選びました。
── 試験会場の様子はいかがでしたか
試験会場は思ったより静かでした。休み時間には「ここどうだった?」などと話をすると思っていたのですがそのような様子はなく、勉強をしている人が多かったです。雰囲気が違うためとても緊張しました。緊張に慣れるのも重要なことだったと後で思いました。
── 受験を終えて、これから受験を迎える後輩へアドバイスをお願いします
一番大切なのは自分がこの辛い1年間をどのように頑張るかです。早めに受験勉強を始め、悔いが残らないようにしてください。勉強を詰め込み過ぎないように休憩も取りつつ頑張ってください。1年を乗り越えた先に自由が待っていると思います。
副島 彬良さん(横浜市立中山中学校卒業 県立湘南高校へ進学)

将来は動物関係の仕事をしたいと考えていますが、高校ではやりたいことにどんどん挑戦したいです。
── 受験勉強はいつから始めましたか
私は3年生の夏休みから本格的に受験勉強を始めました。夏休みの宿題がある程度終わり時間ができた頃に受験勉強を始める気になりました。まずは、理社の今まで習った内容を覚えているか不安でしたので通信教育の教材で歴史や物理などを復習しました。夏休みにまとまった時間がとれたのは2週間くらいでしたが、その期間は1日6時間くらい勉強しました。ここで長い時間勉強する習慣がつけられたので、その後の受験勉強がそれほど苦しく感じなかったのだと思います。夏休みに始めておいてよかったです。
── 全県模試を受験し入試に向けた学習はどのようにしましたか
3年生の夏から入試を意識して、模試後は自己採点と解き直しにすぐ取り組むようになりました。知識問題はノートにまとめ、その分野を見直しました。さらに入試直前に解くことで知識を定着させました。しかし、苦手な数学にはなかなか向き合えず、解き直しができていない問題が多くあり、しっかり見直したのは冬になってからでした。数学は入試直前にまとめて解き直しました。何とか入試までには解けるようになり自信を持てましたが、もっと早くから取り組んでおけば苦手が大きくならなかったと思います。
── 志望校を決めた理由を教えてください
志望校を決めた大きな理由は部活と学力です。私は運動が苦手なので高校で入る部活に悩んでいました。そんなときに、湘南高校には私が趣味でやっているジャグリング部があること知りました。また、調べてみると学力も頑張れば届きそうでしたので候補にしました。その後、学校説明会に行ったときの校舎や先輩の雰囲気、町並みも良く気に入り志望校に決めました。
── 一言後輩へアドバイスをお願いします
定期テストの時にたくさん勉強することで受験勉強に集中する練習になります。英単語も積み重ねが受験に役立つので頑張ってください。中学1年生の皆さんは今から実行してみてください。
石田 和香菜さん(横浜市立あかね台中学校卒業 県立湘南高校へ進学)

高校では大好きな英語の力をもっと伸ばしたいです。大学進学後は留学に行きたいという夢があります。
── 受験に向けての学習や全県模試受験について教えてください
中1から数学の先取り学習を自主的にしていましたが、高校受験を本格的に意識し始めたのは中3の春です。その時期から苦手な数学と理科について個別の塾に通ったりオンラインで対面授業を受けたりしました。それ以外の教科はほとんど自学自習で頑張りました。夏休み以降は「この教材はこの日までに終わらせる」など自分で計画を立てて勉強を進めました。また同じ教材や過去問を何周もすることで、今までにはなかった疑問や気づきを発見できました。全県模試を初めて受けたのは、中1の終わりにあった全県チャレンジです。中2ではあまり準備をすることなく受験していましたが、中3になってからは今までに間違えた問題の見直しなどをしてから模試に挑みました。模試の後はその日のうちに自己採点をして解き直しを行いました。間違えた問題は切り取って解き直し用ノートに貼り、自分なりに解き方をまとめたり、不正解になった原因を書き留めたりしました。そのノートを模試が来るたびに見返し、自分の間違えの傾向をつかむのに役立てました。
── 実際の入試はいかがでしたか
入試本番はなるべく緊張しないよう模試を受けるような気持ちでいました。問題形式が過去問と異なるところもあり少し動揺しましたが、あまり気にせず解きすすめました。5科の点数は直近の模試と比べて一番低く、納得のいく点数ではなかったので合格発表を見るまではとても心配でした。合格の文字を見た時は信じられない気持ちでいっぱいでした。
── 後輩のみなさんへ一言お願いします
受験には息抜きも大切です。その方が勉強の効率も上がります!私自身、勉強をし過ぎて模試で普段の実力が発揮できず自信を無くした時期がありました。ですから「休みたいな~」と思ったら自分の好きなことをしてください!また、普段から本番の緊張感を自分で作りながら勉強しておくと本番ではいつも通りに出来ると思います。自分を信じて頑張ってください!!
高橋 龍生さん(横浜市立泉が丘中学校卒業 県立湘南高校へ進学)

勉強・部活・行事の全てに力を注ぎ、高校生活を充実させたいです!
── 中学校生活について様子を教えてください
私はサッカーのクラブチームに所属していたので1年生の間はその活動が中心の生活でした。勉強については基礎を定着させるべく通信の教材を計画的に取り組んでいました。また、中学の課題にも力を入れていました。入試を意識し始めたのは2年生の夏ごろです。夏休みを機に通信教育の教材を2~3回ほど復習し、全県模試もその時に初めて受験し、第一志望の湘南高校の合格可能性は50%でした。学力診断表には間違えた部分が分野別に表示されるので自分の苦手なところを瞬時に把握することができ、その後の復習に役立ちました。全県模試は中3の最後まで受験を続けました。
── 学習についてはどのように取り組んできましたか
3年生からはクラブチームの活動を休会し受験勉強に専念しました。勉強に使える時間は「平日4時間・休日8時間」で長くなりましたが、一つ一つの問題に時間をかけたことで効率が下がり、最後まで50%の壁を超えることができませんでした。非常に焦りと不安を感じ、その状況を打開するために学習の根本的なところを考えなおし、「一つ一つの問題をじっくり考える方法」から「テンポよく問題を解き、数をこなす方法」に変えました。さらに入試1か月前は苦手科目に重点を置いて取り組み、通信教育の入試特訓やこれまでの全県模試、過去問を何度も復習しました。勉強以外にも体調を崩さないように定期的な運動をこころがけていました。これらのことが功を奏して第一志望校に合格することができました。
── 受験を通して感じたことを後輩へ伝えてください
私が受験において大切だと思うことは最後まで諦めないことです。それは受験勉強中だけではなく受験当日にも言えることだと思います。高い目標をもって努力を続けてください。入試前はさまざまな不安があると思いますが目の前のことに一喜一憂せず、志望校合格に向けて頑張って下さい!応援しています。
ディキャラ 幸一さん(横須賀市立野比中学校卒業 県立横須賀高校へ進学)

何かに悩むことがあってもこれからも思い切って挑戦し続けるようにします。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか
私が初めて全県模試を受けたのは中3の春です。周りに比べて、少しタイミングが遅いかな?とも思ったのですがそのようなこともなく、テストの形式や、受験の雰囲気に慣れることができました。新型コロナウィルスの影響もあり、後半から会場で受けるようにしました。大勢の人の中で受けるテストは家で受けるテストや学校のテストとは大違いでした。緊張すると解ける問題でも迷いました。なのでテスト環境に慣れることはとても大切なのだとよくわかりました。受験勉強も、普通に問題を解くよりも実戦形式で取り組むと力が入ります。また、自宅よりも会場の方が緊張するので、私は模試受験を通じて耐性をつけることができました。全県模試を会場受験したお陰で入試本番も定期テスト感覚でリラックスして受けることができました。
── 後輩の皆さんへ受験期のアドバイスをお願いします
私は先輩から「やっておくのとやっておかないのでは大違いだよ。」と教えてもらいました。受験を終えてみてそうだと思いました。勉強でも部活でも、何に対しても“やる”“やらない”で悩んだときは、やるようにしてほしいです。もしやらないで後悔するようなことがあっても、やって後悔したほうが自分にとってプラスになるはずです。また、悩むようなことがあれば自分だけで悩まず、必ず誰かを頼ることもしてみてください。誰しも“初めて”というのは緊張もするし躊躇します。そこで一歩を踏み出すことで人生が変わることもあるのではないかと思います。受験も部活も学校生活も悔いがないように過ごしてください。
玉泉 大翔さん(横浜市立汲沢中学校卒業 県立大船高校へ進学)

高校ではバレーボールをすることがとても楽しみです。将来は学校の教師になりたいと思っています。
── 受験に向けた学習について様子を教えてください
私は一度も塾に通ったことがなく、自力で学習していました。毎日決まった時間に問題集や学習動画を見ながら勉強を続けていました。いろいろな動画がある中で自分に合った動画に巡り合うことができ、楽しく学習することができました。私は定期テストや小テストなどのある程度限られた範囲での勉強は得意な方でしたので、受験勉強を甘く見ていたように思います。入試の広い範囲での問題になると驚くほど点が取れませんでした。1,2年の理社は暗記する内容が多く大変でしたけれど、単語帳を作ったり、親に問題を出してもらったりして暗記するようにしてきました。毎日勉強はしていたものの、受験勉強をどう進めて良いか分からないこともあり、やる気になれませんでした。9月頃に母にすすめられて全県模試を自宅で受けました。わからない問題が多く、結果は散々でした。そこから普段の勉強方法では駄目だと気付き、受験に向けての勉強を意識するようになりました。
── 志望校はどのように決定しましたか
受験について考え始めた頃は、学力的に安全圏内の高校を受験しようと思っていました。しかし、その高校には私が入りたいバレーボール部がないことがわかり、部活をあきらめるか迷いました。しかし、バレーボールをあきらめられませんでした。目指すものができた事で、受験勉強に対して真剣に取り組むことができ、自分の学力向上につながりました。
── これから受験をむかえる後輩へ一言
受験勉強と聞いて重く感じる人が多いと思います。しかし入試に出る問題は、1,2年の基礎ができていれば解ける問題が多いです。今から少しずつ受験に向けて勉強を頑張ってください!
寺門 優人さん(横浜市立瀬谷中学校卒業 県立平塚江南高校へ進学)

高校では競技カルタ部で活動していきたいです。音楽も好きなので軽音部との兼部も考えています。将来の職業はまだ決まっていませんが、高校での経験を通して決めていきたいです。
── 受験勉強ではどのようにしてスランプから抜け出しましたか
これまで全県模試を含め、3つの模試を受けました。12月に受けた2つの模試で今まで安定していた偏差値が一気に下がり、その時はだいぶ落ち込みました。しかし、「これは自分の本当の実力じゃない」と言い聞かせて問題演習をいつもより多くこなすようにしました。自分の「解けた」という感覚が自信を回復させ、スランプを乗り越えられたのだと思います。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか
全県模試は複数回受験することで自分の実力をより正確に把握できると思います。一度だけの模試ではたまたま点が取れたのかそうでないのか判断することは難しいです。私は中2の12月の模試で一気に偏差値が上がりましたが、次の模試では下がり、中3の8月まで上がることはありませんでした。中2の12月の時点で私が結果に慢心して模試を受けるのをやめていたら、確実に合格していなかったと感じるほど自分の実力を計り間違えるのは危険なことだと思います。模試は継続して受験することをおすすめします。実際の入試は全体を通して記述問題が減りましたが、より理解力を求められる問題が増えたように感じました。
── 後輩へ一言お願いします
志望校で悩んでいる人は少しでも高いレベルを目指して学習しておくと、後々困ることが減ると思います。また内申点が1ポイント上がるだけで目指せる高校の幅も増えますので、できれば内申も頑張った方がいいです。確かな努力を積み上げれば、それは必ず入試当日の自分を支えてくれます。強い気持ちを持って当日まで頑張ってください!
大垣 龍太郎さん(平塚市立浜岳中学校卒業 県立平塚江南高校へ進学)

高校で数学や理科の新しい知識が得られるのを楽しみにしています。教科に限らず、今まで知らなかった新しいことをたくさん知りたいと思っています。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか
全県模試の会場受験は慣れない場所で試験を受けるため入試本番に似ていると感じました。忘れ物をしないように緊張したり時間に遅れないように気を付けたりしました。入試当日はまわりの受験生に対してライバル意識を持ちましたが、模試会場では自分と同じ志望校を目指す受験生が集まっているとは限らないのでそこまでライバル意識を感じることはありませんでした。模試受験後は、できるだけその日のうちに自己採点をして解き直しをしていました。間違えて悔しい気持ちを感じている間にできない問題や苦手な分野を確認するといいと思います。
── 学習面で心がけていたことはありますか
私の苦手な教科は英語でした。中でも長文が苦手で、中3の12月頃から長文問題をとにかくたくさん解くことで苦手意識をなくすようにしました。苦手だからと避けないで、練習量を増やしたことが良かったと思います。得意な教科は理科です。他の教科の失点を埋めてくれる重要な教科だと思っていつも少し緊張してテストを受けていました。
── 志望校はどのように決めましたか
中2の冬から学校説明会に参加し始めました。実際に学校に行ってみて、雰囲気や通学経路などを経験して志望校をしぼっていきました。コロナ対策で文化祭や体育祭は見られませんでしたので、学校説明会にはなるべく多く行くようにしました。
── 後輩のみなさんへメッセージをお願いします
入試当日は万全な体調でのぞめるように、普段から感染症対策などはしっかりする習慣をつけるといいと思います。特に体調管理では、まわりの人の協力も必要なので感謝の気持ちを忘れないことも大事だと思います。みなさんが入試で実力を発揮できますように!
沼田 桜花さん(大井町立湘光中学校卒業 県立伊志田高校へ進学)

高校では吹奏楽部に入部したいです。またトリマーになる夢を実現するために専門学校への進学を目指したいです。
── どのような中学校生活を送りましたか
私は3年間吹奏楽部に所属し、コンクールに出場したり地域の演奏会に参加したり幅広く活動していました。憧れの先輩と初めてコンクールに出場したことが一番の思い出です。私は英語が苦手でしたので特に時間をかけて取り組んできました。予習で教科書を音読し、音読した本文の和訳を自分で書くことで、長文を読むスピード、読解のスピードが上がりました。和訳を書く中で単語や熟語を調べると英単語もマスター出来ました。復習では、学校で配布されたワークや教材を使い3回以上取り組むことで英文法を完璧に出来ました。
── 神奈川全県模試受験のきっかけについて教えてください
私は、塾に通っていませんでしたので学校に配られた全県模試の案内で全県模試について知り、志望校を決めるために自分の学力を知りたいと思い受けることにしました。受験後は自分の弱点を知ることができ、類似の問題をワークや教材から見つけ出してたくさんの問題に取り組みました。新型コロナウイルスの影響で3年生になってからも自宅で受けることも多く、実際に会場に行って試験を受けた時はとても緊張しました。しかし全県模試での経験を活かして入試当日はあまり緊張せず受けることができました。
── 志望校決定はどのようにされましたか
伊志田高校に興味を持ち始めたのは3年生になった頃でした。学校説明会や部活動見学に参加した時に、「この学校で高校生活を送りたい!」「この学校なら充実した3年間を送れる!」「自分にピッタリな学校!!」だと思い、秋には志望校に決定しました。志望校を確定した時期が早く受験勉強も早めに始められたのは良かったです。
── これから受験を迎える後輩へアドバイスをお願いします
受験勉強では何をしたらいいのか分からず不安なことだらけでスタートしました。でも学校の先生や友達、家族に支えられながら「自分なりにやろう!」「周りの良い所は真似して自分の力にしよう!」という気持ちでモチベーションを保ちました。受験生の皆さん、自分が描いている高校生活を夢みて受験勉強に対して前向きな気持ちで周りへの感謝の気持ちも忘れず頑張ってください!!応援しています!!
佐藤 絢美さん(座間市立東中学校卒業 県立伊志田高校へ進学)

将来のことははっきり決まっていませんが、福祉の資格を取り、人の役に立つ仕事につきたいと考えています。
── 神奈川全県模試を受験していかがでしたか
全県模試は塾の先生と両親からの勧めで受けました。学力診断や合格判定の結果が細かく出るので、行きたい高校が決まっていなかった私も自分の学力を知る良い機会になりました。また全県模試は本番同様のスケジュールで行われるため、試験での緊張のほぐし方などもあらかじめ学ぶことが出来ました。私は読書が好きでよく本を読みますが、本を読むと自然と読解力が身につくので直接的ではないものの受験に役立ちます。
── どのように考えて志望校を決めましたか
志望校を決めたのは10月頃です。全県模試で自分の学力を知ることが出来たので、「自分の学力にあう高校」を第一に考え、中学で続けてきた女子バスケを高校でも続けたかったので「バスケを楽しくできる高校」を候補に選びました。
── 最後に後輩へメッセージをお願いします
勉強方法は人によって合う合わないがあります。まずは色々試してみて自分に合った方法を見つけましょう。先が見えず勉強に身が入らなくなってしまうこともあると思いますが、グッとこらえて最後まで頑張って下さい。
加賀 渚大朗さん(相模原市立大野台中学校卒業 県立厚木高校へ進学)

私は将来誰かに夢を与えるようなおもちゃ、ゲームを作りたいと考えています。
── 全県模試を受験勉強にどのように役立ててきましたか
中3の夏に塾に入るのと同時に部活の最後の大会も終わり、そこから受験勉強を始めました。全県模試は塾の先生に勧められて8月に初めて受けました。全県模試は学校や塾とは違い顔も名前も知らない多くの同学年と一緒に受けるので、塾内模試や学校のテストとは違うものでした。志望校合格に向けて役に立つ本当の「模擬試験」だと感じました。初めての全県模試で志望校は合格可能圏でしたが、成績は下がったり上がったりし、12月には再び合格可能圏になりました。模試を受けた後は一通り問題を振り返り、良かった点の確認をして、間違えた問題、解けなかった問題は自分で解き方を考え、それでもわからないものは塾の先生に教えてもらいました。模試の振り返り、解き直しをすることは大切だと思います。
── 受験を振り返ってみて後輩へ一言お願いします
春から塾や模試は始めておくべきだったと後悔しています。私と同じように「夏から本気を出す」と言っている受験生は、夏からではなく春から本気を出すことをおすすめします。また、自分が受験勉強を進める中で最も支えになったのは将来の夢でした。夢のためには多くの勉強が必要だと思うと頑張れました。
河邉 葵生さん(厚木市立南毛利中学校卒業 県立厚木高校へ進学)

将来の夢はみんなの支えになれる保健室の先生になることです!そのために,高校では理系科目の勉強をがんばりたいです。
── 受験勉強をどのように進めてきたのか様子を教えてください
私が受験を意識し始めたのは2年生の冬でした。その時期に初めて全県模試を受験し、私の学力では志望校に安心して合格できる状況ではないことを知り、焦りを感じ勉強を始めました。その頃の平日の勉強時間は2時間前後、休日は3時間程度でした。その後は徐々に勉強時間を増やしていき、部活を引退し勉強に集中する環境が整い“勉強がメイン”の生活になったのは3年生の11月でした。そして、3年生の冬休みにはどんな日にも6時間程度、多いときは8時間程度勉強していました。長時間の勉強は集中力を持続させることが難しいため、集中できない時は時間を決めて休憩するように心がけていました。
── 全県模試をどのように役立ててきましたか
全県模試の受験後はまず自己採点をし、間違えた問題や分からなかった問題は解説を見ながら必ず確認しました。全県模試の解説は特色検査も含め細かく丁寧に書いてあるため、見直しをする際に「解説を見てもわからない」ということが一度もありませんでした。特に私が苦手としていた理科の解説には見やすい図が書かれていることが多かったので、理解した後はノートにまとめて苦手な分野がすぐに復習できるようにしました。模試の結果返却後は、分析をして苦手な教科や分野の対策を考えるようにしていました。診断表には自分の順位や苦手な分野が一目で分かるようになっていたので分析がしやすかったです。
── 入試当日をどのような気持ちで迎えましたか
入試1日目の朝はとても緊張していたので、少しでも気分を紛らわすために歌を口ずさみながら会場まで歩いて行きました。試験会場に着くと同じ中学校の友だちがいたので、私もリラックスして試験に臨むことができました。今年度の入試は傾向が変わり焦りましたが、焦った時は自分の心の中で「大丈夫」と唱え、心を落ち着かせました。その日無事5教科の試験を受けることができたので、2日目の特色検査では良い緊張感を持ちながらも、安心して試験を受けることができました。
── 後輩へアドバイスをお願いします
勉強はすればするほど伸びる、無駄のないものです。受験までの道のりは長く感じますが、諦めず目標に向かって頑張ってください!
柿崎 祐基さん(厚木市立睦合東中学校卒業 県立厚木高校へ進学)

忙しい中、私の受験のために尽くしてくれた両親にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。将来は国立大学に進学したいと考えています。そのために高校でしっかりと勉強したいと思います。
── どのような学校生活を送ってきましたか
私は学校の部活動ではなく外部のサッカークラブに所属していました。そのため、比較的受験勉強に専念するのが周りより遅かったです。学習塾には通ってはいませんでしたが、練習前や練習後などの限られた時間を有効に使って勉強することができました。勉強に集中できない時は思い切って早く寝たり風呂に入ったりするようにしました。受験1ヵ月前には両親から「早く寝て早く起きて、朝型にしておいた方がいいよ」というアドバイスをもらいました。実際、朝型の生活は受験にはとても効果的で良かったと思います。
── 課外活動に忙しくしている中、受験勉強はどのように進めてきましたか
私が本格的に受験を意識し始めたのは中3の夏頃でした。それからは中1中2の復習を毎日欠かさず行うようにしました。特色検査は5教科の試験と変わらずワークや過去問を解くようにし、間違えた問題は必ず解き直しをしました。冬休みからは過去問に取り組み何度も解き直すようにしました。また、面接は中学校で練習する機会がありかなり対策はできました。受験は大変と思うかもしれませんが、私の場合は周りの仲間や先生方の協力があり乗り越えることができました。大切なのはそのような人たちへ感謝の気持ちを持つことだと思います。そうすれば自然とやる気が起き集中して勉強することができると思います。私は受験勉強を通して人間的に成長でき自己管理もできるようになったと思います。これらの経験をこれからに活かしていきたいと思います。
── 神奈川全県模試を受けてみていかがでしたか
神奈川全県模試のことは父や受験経験のある2人の姉から勧められました。また、全県模試は受験者がとても多く合格判定が正確なこともあり受験することにしました。最初に受けたのは中3の10月で対策もしておらずとんでもない結果でした。その次の結果も変わらず合格可能性は50%ほどでした。しかし本格的に勉強をした冬休み明けの結果は過去最高点となりとても嬉しかったです。
── 後輩へ一言
この先受験にのぞむにあたり、辛いことやりたくないこともたくさんあると思いますが、強い志を持って頑張ってください。乗り越えた先に希望が待ってます!
石川 未歩さん(座間市立東中学校卒業 県立有馬高校へ進学)

私は将来医療事務の仕事に就きたいと思っています。そのために、資格をとるなど日々頑張っていきたいと思います。
── 勉強方法や受験対策についてどのようにしてきましたか
私は中学2年生の初めに受験勉強を始めました。2年生の内申点は受験に影響するので少しでも早いほうがよいと思ったからです。その結果、3年生になってから2年生までの学習でつまずくことは少なく、新しく習う単元に力を入れることができました。数学や英語は1,2年生の学習が基礎として重要になるので、早いうちに苦手を克服しておくのがよいと思います。私は3年間塾に通っていませんでしたが希望の高校に合格することができました。自分のペースで自分に合った学習を続けられたことにより実力をあげていくことができたと思います。3年生になってからは本格的に入試に合わせたテストに取り組みたいと思い、神奈川全県模試を受験しました。全県模試では今の自分が志望校合格までにどのくらいの位置にいるのかがわかり、次回の模試の目標を立てることや自信を持つことにつながりました。また、中学3年生の夏休みには過去問を解くなど、入試形式の問題に慣れておくようにしました。
── 中学校生活はどのように送りましたか
勉強と部活の両立が大変で勉強面でも人間関係でもたくさんの不安がありましたが、家族や先生方に支えられて楽しい学校生活を送ることができました。3年生になるとそれぞれが忙しくなる中、体育祭や文化祭を通してひとつになると、この学年で過ごせる残りの時間を大切にしたい感じました。受験が近づくにつれて頭の中が勉強でいっぱいになり、まわりが見えなくなるくらい落ち着きのない日々を過ごしていました。今となっては多くの人が自分を支えてくれていたことに気づき、感謝しなければと思いました。
── 後輩へ一言お願いします
受験生は忙しく大変ですが、自分に自信を持って頑張ってください。
酒井 慧さん(周南市立岐陽中学校卒業 県立厚木西高校へ進学)

高校では、理系の勉強をさらに進めて将来はロボットの設計とプロデュースをしたいと考えています。高校卒業後は工業系の大学に進学したいと考えています。
── 県外からの受験ですが志望校決定はどのように考えましたか
私は発達障害があり自分に相応しい環境が整っていたことで志望校が決まりました。厚木西高校はインクルーシブ教育のパイロット校です。 また自分の得意な理科を活かせる天文部や自然科学部もあり、やりたいと思える部活があることも志望した理由のひとつです。
── 受験に向けて工夫したことを教えてください
受験勉強に限らず、学習のリズムを作ることを心がけました。早起きは得意でしたので、朝早く(だいたい5時半)に起きて勉強に集中しました。また、勉強に集中できないときには、時間を区切って(例えば25分だけ)勉強しました。早起きが出来る人は朝の時間を有効に使うと効率よく勉強が進むと思います。私は英語の単語を覚えて書くことが特に苦手で、塾に通ってたくさんの単語に触れる努力と英会話教室でフォニックスという英単語のルールを習うことで多くの単語を書くことができるようになりました。
── 受験生のみなさんにアドバイスをお願いします
みなさんに3つのアドバイスをしたいと思います。ひとつめは、中学2年生から「勉強をする習慣」をつけることが大切だということです。自分の出来ることの強みをいかして(自分は早起きが得意でした)勉強の習慣をつくることです。次に、睡眠時間をしっかりとって試験当日に臨むことです。試験の数日前は焦って眠れなくなったりしますが、試験のタイミングに数日前からうまく生活リズムをあわせて十分な睡眠を取れるようにするとリラックスできると思います。最後に、みなさんが挑戦する気持ちを持ち続ける限り不可能なことはなく、志望校にも必ず合格できるということです。自分を信じて挑戦して下さい。
小島 みのりさん(厚木市立小鮎中学校卒業 県立厚木西高校へ進学)

高校では勉強や部活、学校行事など、今出来ることを全力で取り組みたいです。その中で自分の好きなことを見つけ将来のことを考えていきたいと思います。
── 受験に向けてどのように学習を進めていましたか
私が受験勉強を始めたのは中2の3月からです。まだこの頃は1日1時間程度しかやっていませんでしたが、1、2年の復習を毎日続けたことでかなり力がつきました。高校入試は範囲が広いですが、一つ一つの項目を着実に理解できるように頑張りました。また、“わからない=自分の弱点”であるため、テストや過去問でできないところを復習する事を一番大切にしました。分かるまで何度も解いたり、家族に聞いたり、問題を違う角度から解き、苦手を得意な事に変えられるくらい頑張りました。私は社会が得意でしたので、一通り内容をつかんでから年号や宗教分布、輸出入など細かいところまで暗記し、更なる得点アップを狙いました。
── 神奈川全県模試を受験していかがでしたか
最初の模試の結果が合格点には60点程届いておらず、自分の実力を知り、はっきりした目標ができました。それからは気持ちを入れ直し、4ヶ月後には目標の点に達することが出来ました。私は緊張してしまう体質ですが、全県模試を会場で何度か受験したことで入試本番に緊張することはありませんでした。面接試験もたくさん練習したこともあり、本番では緊張しませんでした。答えにつまっても面接官は頷いて温かく聞いて下さり、安心して受けることが出来ました。
── これから受験を迎える後輩へ一言お願いします
受験勉強は自分の得意科目から少しずつ始めてみるといいです。頑張っただけ必ず力がついてきます。つらいときもあると思いますが、自分の好きなことをしたり休んだりする事も大切です。私は学校で友達と会話することで元気をもらえました。最後まで諦めずに頑張って下さい!応援しています。
瀬底 有希さん(愛川町立愛川中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

高校では部活や学校行事の運営に積極的に参加し、楽しい思い出をたくさん作りたいです!!
── 全県模試をどのように受験勉強に活用しましたか
全県模試は学校の紹介と兄が受験していたこともあり、中3に上がる春から受験しました。夏休みの成果、部活を引退して本格的に勉強を始めてからの成果、ラストスパートの成果を見ることで、学力の伸びが目に見えて分かりモチベーションを保つことができました。模試を受けるときは、自己採点や解きなおしをする際に自分がどのように考えて解き進め答えにたどり着いたかを見直せるよう、問題用紙に書き込むことを意識しました。たくさん書き込みをすることで、間違えた理由を知ることができるのでピンポイントで対策ができ、効率よく学習することができました。また、返却された学力診断表に分野ごとの正答率が表記されるのでそれを活用して偏りなく勉強を進めました。
── 受験勉強で工夫した点について教えてください
夏休みは吹奏楽部の活動に全力投球しました。新型コロナウイルスの影響で毎年参加していた発表の場がなくなり、例年よりも2か月程早く引退となり悔しい気持ちもありましたが、引退後は気持ちを切り替えて勉強に取り組むことができました。「受験生として毎日の勉強は当たり前」と思う人もいると思いますが、短くてもいいから毎日勉強をした自分を褒めるようにしていました。自分に厳しくなることはとても大切だけれど、心にゆとりを持つことも大切だと思います。また、初めの頃はやる気も出るし集中できるので音楽を聴きながら勉強をしていましたが、模試会場で試験を受けたときに普段と違い音楽がないことで集中できませんでした。それからは音楽を聴きながら勉強することはせず、自分の力だけで集中できるようにしたことで本番の試験会場では周りを気にせず問題を集中して解くことができました。
松尾 翔太さん(寒川町立寒川中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

高校では吹奏楽に全力を注ぎたいです。コンクールでは関東大会、全国大会を目指して精一杯取り組んでいきたいと思います!高校生活を有意義なものとしたいです!
── 自宅学習はどのように進めてきましたか
私は長時間集中することが得意ではないので時間を短く区切り、集中する時間とリラックスする時間をしっかり分けるようにしました。塾に通わずに通信教育を利用していたので勉強のスケジュールを自分で考える必要があり大変でした。全県模試を中心にしてスケジュールを立てると「今月は社会で90点台とる!」など短期的な目標が定まりやる気につながりました。模試後は「一度間違えた問題で同じミスは絶対にしない!」と自分の意欲を高めてプラスにとらえるようにし、全県模試の丁寧な解答解説のおかげで自分の力で学習を進めることができました。模試で間違えたところは模試後と受験本番前の最低2回は振り返りました。また、過去問演習の時間も大切にしました。予定はこまめに見直すようにして無理なく継続して学習しました。
── 入試当日の試験会場の様子を教えてください
私は集合時間の40分前に教室についたのですが、7割くらいの生徒はもう席に座って静かにテキストを読んでいたりルーズリーフを広げて勉強したりしていました。その雰囲気に圧倒されましたが、逆にいい緊張感にやる気が沸き上がってきました。英語と国語は落ち着いて解けましたが、数学が難しく泣きそうになりながら解いていました。午後の理科・社会はたくさん演習してきたので、落ち着きを取り戻して解くことができました。
── 特色検査対策はどのようにされましたか
特色検査は特色検査対策模試や過去問を使い対策しました。特色検査対策模試にはいろいろな種類の問題があり、偏りなく幅広い解き方を身につけられると感じました。本番でも模試と同じような問題が出題され自信を持って受けることができました。おかげで90点台の高得点!合格発表まで自信に満ちていました。
── 後輩へ勉強のアドバイスをお願いします
苦手なところ、間違えてしまったところをそのままにしないで、どのようにすればよかったのか、何に気を付ければいいのかをほかの人に説明できるくらいにしておくと自分のスキルはどんどん上がっていきます。夢に向かって頑張ってください!
城平 波音さん(山梨県道志村立道志中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

高校では軽音楽部でバンドを組み、たくさん練習してかっこいい音楽を作れるようになりたいです。学校の勉強はもちろんですが自分の興味あることにも取り組みたいです。
── 受験勉強ではどのようなことに苦労しましたか
私は神奈川県外に住んでいて学校では神奈川県入試の話はなく、塾にも通っていなかったため(住んでいるところが山奥で)、自分で情報を集めて自分で傾向をつかまなくてはなりませんでした。また、周りに神奈川の高校を受ける人がおらず、どのような勉強をどのくらいするべきなのかなどがわからず不安でした。
── 全県模試を受験してよかった点はどのようなことですか
第1回全県模試では会場の雰囲気にのまれ、少しそわそわして集中できず満足できる点数を取ることができませんでした。会場の雰囲気に慣れることも大切です。第2回では、第1回に比べて落ち着いて受けることができるので、自分の力を発揮できるように、複数回受けるといいと思います。また、入試直前の模試は自分の「自信」のために受けるのに役立つと思います。私は神奈川全県模試を受けたことで、志望校合格に向けて自分がどのくらいのレベルなのかが分かり、自信につながり志望校に合格できたと感じています。
── 志望校決定や入試当日の様子について教えてください
県外からの受験でしたので志望校はぎりぎりまで悩み、「模試の結果が出てから決めよう」と1月の模試の後に決定しました。入試当日は、山梨県から2時間かけて受験会場に向かいましたが、不安などはなくドキドキや期待が大きかったのを覚えています。「私は山梨県を代表し来ている!神奈川県入試よ、かかってこい!」という意気込みで落ち着いて受けることができました。
── 後輩へ一言お願いします
中学校で過ごす最後の1年を大切にしながら、日々の一秒一秒を大切にして勉強してください。人事を尽して天命を待つ!!
向原 侑梨絵さん(相模原市立弥栄中学校卒業 県立相模原弥栄高校(普通科)へ進学)

高校受験より高校入学後の方が将来に向けて重要なので、勉強の習慣を大切に継続して努力していきたいです。
── 全県模試受験や高校受験の様子について教えてください
全県模試は私の兄が受けていたこともあり、中学3年の全ての模試を受験しました。私の場合、偏差値や点数があまり変動せず心配ばかりでしたが、毎回受けたことで自分の弱点が分かり、今後どのように学習すべきか考えながら計画を立てて学習しました。このように継続的に受験することが合格につながったと思います。勉強すること自体が辛くなってしまうのは誰にでもあることだと思います。私も学力が伸びず、逃げてしまいたいと思うことが何度もありました。このような私を救ったのは私自身が立てていた“志”だと思っています。私の夢は「海外の看護師」になることで、高校3年間はそのための準備期間です。より楽しく、より効率的に、より海外の文化に触れられる高校に行きたいという思いがあったので、最後まであきらめずに学習を進めることができました。
── 後輩のみなさんへメッセージをお願いします
みなさんにお伝えたいことは「高校を選ぶ前に、必ず自分だけの“志”を立てておく」ということです。志がなければ勉強のモチベーションが上がりません。大人になったら何をしたいのか、高校生活で何を成し遂げたいのか、大学はどこに行きたいのかなど、目標となるものを決めておくと、高校入学後も効率よくやる気を持って勉強することができるのではないでしょうか。仲の良い子と同じ高校に行くのも良いですが、自分だけの夢、自分だけの志をしっかりと持って日々の学習を進めていってほしいです。
吉村 陸さん(横浜市立大道中学校卒業 国立東京工業高等専門学校(物質工学科)へ進学)

高校では好きな化学など理系の勉強を頑張りたいです。また、これまで続けてきたバレーボールを続けたいと思います。将来は水素エネルギー関連の研究がしたいです。
── 受験勉強や志望校決定について教えてください
私が高校入試を意識し始めたのは中学3年生のときです。通信教材を中心に勉強し、9月からは塾に通いました。受験勉強では苦手を克服することを考え、模試を受けるたびに解き直しに力を入れました。特に英語に苦手意識があり、最後の3か月は過去問を解くだけでなく、単語を覚えたり文法を覚えたりと基本学習に戻りました。志望校は4月ごろから考え、11月ごろに決定しました。両親から助言をもらい、自分が好きな化学に強い学科がある高校に決めました。試験前日にもしかしたら無理かもと弱気になり気持ちが沈みましたが、当日は逆に開き直ることで緊張することなく受験できました。
── 神奈川全県模試をどのようにして知りましたか
神奈川全県模試は親がインターネットで調べて中学3年の後期から受験しました。それまでは塾の模試を受けていましたが、中学3年の内申点が目標としていたレベルに達しなかったため、2次選考のボーダーラインがわかる神奈川全県模試を受験することにしました。新型コロナウイルスの感染拡大により模試会場で受けることに抵抗があったため、自宅で受験しました。結果が返ってきた後志望校選びに悩みましたが、合格可能性など考慮して決めました。
── 受験を終えてひと言お願いします
両親へ「志望校決定のため、情報収集や見学など手伝ってくれてありがとうございます。」
後輩へ「自分のやりたいことを決めてそれに合った進学先、学科を選ぶようにしてください。」
久保田 陽真さん(横浜市立早渕中学校卒業 国立東京工業高等専門学校(物質工学科)へ進学)

高専では、大好きな化学の実験を沢山してみたいと思います。将来、私の実験や研究が人の役に立つ発見につながると良いな、と思っています。
── 神奈川全県模試を受験されたきっかけを教えてください
私の第1志望が公立高校ではないうえ、神奈川全県模試は公立高校受験用の模試だと思っていたため、親に模試の受験を勧められても拒否していました。しかし、秋になり受験校を本格的に決めることになりました。内申点で勧められた高校への進学は気が進まなかったので、自分の立ち位置を知るために模試を受けてみることにしました。私立高校の中には模試の結果を併願優遇の資料にする高校があったことも受験するきっかけのひとつとなりました。
── 実際に全県模試を受験してみていかがでしたか
全県模試を受けてみると、学校の定期テストと違う点が多く戸惑いました。そのため、入試当日に実力が発揮できるよう、より実践に近い全県模試を続けて受けるようにしました。はじめは志望校の合格判定を見てがっかりしましたが、コメントに励ましの言葉とアドバイスが書いてあり、“10%でも合格の可能性があるのだから頑張ろう!”と思うようにしました。学力診断表には模試の結果が詳しく分析されていて、自分が今どの位置にいるのか、どの分野や単元が得意なのか苦手なのかがわかり、効率よく勉強をするのに役立ちました。各問題の正答率も分かったので、得意な教科は正答率が低い問題も解けるように、苦手な教科は正答率が高い問題が解けるように対策を立てて勉強に役立てました。
── 後輩へ受験のアドバイスをお願いします
私は、内申点からの予測では合格できない志望校でしたけれど合格できました。「合格したい」と強く願い、目標を立てて計画を実行し諦めないことの大切さを知ることが出来ました。効率の良い勉強計画を立てるのに全県模試は非常に役に立ちました。みなさんも、強い意志を持ち、合格への道を切り開いてください。
髙橋 悠さん(横浜市立藤の木中学校卒業 国立東京工業大学附属科学技術高校へ進学)

数学を頑張って勉強して数学オリンピックに出たいです。
── 受験勉強への取り組みについて教えてください
私は入試の1か月前から本格的な受験勉強を始めました。すべて書店で購入できる教材を用いて自学自習しました。まず英語は、単語帳、文法、長文読解の3種類を使いました。文法と長文読解は何回も解くのがよいですが、単語と文法を仕上げない状態で長文の練習をしても効果がないので、地道な取り組みではありますが、毎日コツコツと単語と文法に取り組むのが「急がば回れ」で成績を上げるには最も効率がいいと思います。次に数学は、勉強する際に教科書の該当範囲を学習し、その後は問題集を何回も解きました。これは数学に限ったことではありませんが、教科書を暗記するだけで問題演習をしないと永遠に成績は伸びないので、必ず演習中心の勉強をお薦めします。理科は数学と同じで、教科書を読んだのちに問題集を使いました。理科は理解が難しい分野もありますが、そのような場合は分かるまでひたすら考え、参考書を見るといいと思います。社会は教科書を読み、問題集と資料集を使いました。国語は問題集だけを使いました。点数に直結する勉強が大事で、参考書をむやみやたらに購入するのではなく一冊を完璧に仕上げるようにしました。受験期間の勉強時間は毎日8時間ほどでしたが、毎日全教科を勉強すること、必ず復習をすること、朝に数学や理科などの思考が必要なものを、夜に暗記中心に、ということを意識していたので、効率よくできました。
── 神奈川全県模試を受験したきっかけは何ですか
全県模試は兄が受けていたので私も1年の頃から受けていました。私が模試で心がけていたことは、本番と全く同じことをするということです。具体的には、前日に寝る時間や朝に起きる時間、朝食として食べるもの、各教科の大問を解く順番などを本番に行うことと同じにしました。本当に合格を目指すのであれば、本番の点数に影響を与えるこのような要素についても考慮する必要があるからです。こういった他の人がしないような細やかな対策を行えば差をつけることができると思います。最後の全県模試では東工大付属の合格に必要な偏差値よりも下回っていたので、合格するための勉強方法を徹底的に考え抜いて入試までその内容を実行しました。
── 後輩へ一言お願いします
あきらめずに頑張れば、結果はどうであれ人間として成長できると思いますので、精一杯やってみてください。
髙橋 麗子さん(横浜市立田奈中学校卒業 国立東京藝術大学音楽学部附属音楽高校へ進学)

将来は世界で活躍する箏の演奏家になりたいです。そのために高校では技術の向上に向けて全力を尽くそうと思います。世界中の人に箏などの日本の伝統楽器の魅力を伝え、少しでも多くの人が箏を好きになってくれると嬉しいです。
── 全県模試受験のきっかけや活用方法について教えてください
まだ自分の学力がよく分かっていない中学1年生の終わり頃に、学校でもらってきたチラシをきっかけに模試に取り組んでみようと思いました。全県模試は主には自分の苦手を把握し、克服することに使っていました。模試でよく間違えるところや、分からないところを解き直していました。また、自分の立ち位置が分かるため、自分の行きたい高校までは、どのくらい学力が必要なのかを目安にすることができました。
── どのような工夫を学習面でしましたか
中学校では合唱部に所属し、コロナ禍で大会が開催されるかどうかわからないまま夏休み最後まで練習を続けていました。結果、練習の成果を発揮することなく引退となり心残りではありましたが、部活と受験勉強を両立するために上手に時間を使えるようになったと思います。学校から帰った後では疲れているため集中して勉強に取り組むことが出来ないので、朝早くから学校に行く前に勉強するように時間帯を工夫しました。朝は頭がスッキリしているため遅くまで起きて勉強するよりも捗りました。また、続けて1つの教科を勉強して、集中力が切れてしまったら、すぐに休憩を挟むのではなく、他の教科にすることを心がけていました。私は休憩した後に勉強をしようとしてもすぐには気が乗らなく、ダラダラと勉強してしまう事が多いのでこの勉強法で乗り切りました。
香川 翔吾さん(横浜市立上菅田中学校卒業 都立産業技術高等専門学校へ進学)

私は高専でものづくりについて基礎から学び、将来はものづくりを通して人の役に立ちたいと思っています。
── 受験勉強での工夫や全県模試受験について教えてください
神奈川全県模試は、学校で配布されたパンフレットを見た親の勧めで中2の冬に初めて受けました。私は塾に通っていなかったので、全県模試が高校受験を考えるきっかけになりました。しかし、模試を受けてからしばらくは受験が近づいていることに実感が持てず、あまり真剣に取り組めていませんでした。入試の3ヶ月前に受けた模試で、志望校への合格可能性がとても低いという結果を数値で見て焦りを感じたことが真剣に勉強に取り組むきっかけになり合格につながったと思います。模試を受けた後は、解説を使い間違えた問題を理解できるまで解き直しました。わからない問題を減らしていくことが自信にもつながるので、どんな問題でも理解できるまで解き直しました。また、入試の過去問など難しい問題が載っている問題集を購入し繰り返し解きました。受験の1ヶ月位前からは勉強に関係のない身の回りのものを片付け、勉強に集中できるようにしました。また、受験が終わったらやりたいことをリストアップして、モチベーションを上げるようにしました。
── 志望校決定はいかがでしたか
志望校は夏休みの少し前ぐらいから考えていました。ふたつの学校で迷っていましたが、学校見学に行ったり文化祭を見たりして、出願1ヶ月位前には最終決定しました。都立産業技術高等専門学校に決めたのは文化祭の雰囲気でした。どの先輩も明るく優しく話しかけてくれたことでとても素敵な学校だと感じました。
── 後輩のみなさんへ一言お願いします
受験生の皆さん、自分の行きたいと思う学校が決まったら“自分ならできる”と信じて、最後まであきらめずに頑張ってください。その気持ちが合格に必ずつながると思います。
田中 優衣さん(横浜市立城郷中学校卒業 私立山手学院高校へ進学)

幼いころより続けているチアダンスと学業を両立させ、充実した高校生活を送りたいと思っています。将来の夢はチアダンスのインストラクターです。世界的に活躍できるよう語学力を高めていきたいです。
── 毎日の学習の様子や受験勉強への取り組みをどうされてきましたか
私は寝不足だと頭が働かないので7時間くらいは睡眠をとるよう意識しました。自分で勉強の計画を立て、毎月の目標や毎日のやることリストを作り、学校の提出物や小テスト、定期テストでの良い評価、高得点を目指して努力しました。苦手な数学では理解できるまで先生や友達に教えてもらい、基礎問題を解くことから始め応用問題にもチャレンジしました。結果、学年末テストで90点以上、成績も5となりとても嬉しかったです。寝る前は歴史の暗記本を読みました。英語は教科書の本文を繰り返し暗唱することで重要表現を覚えました。集中力が切れた時は軽く運動して気分をスッキリさせ、スマホはリビングでのみ使用することに決め勉強の時は触らないようにしました。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか
姉からの薦めで春に自宅で、夏に会場で全県模試を受けました。会場で受けた時は慣れない環境に緊張してしまい、問題を解くのに時間がかかってしまいました。模試は入試の練習だと思い、問題用紙に自分の回答を書いたり、問題にチェックを入れたりしながら解きました。数学や理科は符号ミスをしやすいため何度も見直しをしました。返却後は苦手を確認し間違えた問題を繰り返し解き直し理解を深めました。判定からは全体から見た自分の位置を理解することで勉強のモチベーションを高めることが出来ました。
── 受験を終えて最後に一言お願いします
家族や先生、たくさんの人に支えてもらったことを本当に感謝しています。受験生のみなさん、自分に自信をもって最後の最後まで全力で頑張ってください!!
飯塚 夏希さん(相模原市立谷口中学校卒業 私立法政大学国際高校(グローバル探究コース)へ進学)

受験勉強を通して楽しさに気づけた英語を極めていきたいです。
── 普段の学習の様子について教えてください
3年間吹奏楽部で活動しました。活動に制限のある中、夏のコンクールに向けて頑張った日々が私の思い出です。活動が多い部活で学習時間の確保に苦労しました。苦手分野は地理、歴史で、家の至る所にプリントを貼り常に目に触れるようにしました。緩やかに得点が伸び、報われた気がしました。英語は最大の苦手科目でしたので、中2の春休みから文法の復習と単語の覚え直しを始め、隙間時間を使って暗記し移動時間には英語に耳を慣らすようにしました。
── 受験を意識し始めてからはどのように勉強を進めましたか
受験を意識したのは中2の春休みからでした。国語・数学・英語の3教科はすぐに結果が出にくいと聞いたことがありましたので基礎の復習を始めました。これが功を奏したのか、後半に3教科で悩むことが少なく過去の自分に感謝しました。全県模試は中学校で配布された案内で知りました。その時は塾にも通っておらず受験への不安もあったため中2の時に初めて受けました。全体に対する自分の立ち位置が把握できたので自信へとつながりました。模試で間違えた問題は必ず解き直し、1週間後にもう一度解き、同じ問題を3回解きました。中3からは学習塾に通いましたので自習室で勉強することが多かったですが、図書館やカフェでも勉強しました。家での勉強時は、スマホは隠して机の上は勉強道具と時計だけにしていました。
── 志望校はどのように考えて決めましたか
志望校は中1から志望する高校があり学力的にも少し余裕がありました。しかし中3の秋に法政国際高校の学校説明会に行ったところ、この高校の方が理想の3年間を過ごせると感じたため志望校を変更しました。この選択が自分にとって一番いいものなのか振り返る時もありますが、3年後にはこの選択をしてよかったと心から思えるように自分を信じて努力し続けます。
小野寺 航さん(横浜市立六ツ川中学校卒業 私立法政大学国際高校(IBコース)へ進学)

高校では軽音楽部で活躍したいです。将来は国際連合のような国際的組織で働きたいと思っています。そのためにも英語を勉強していきたいです。
── 学習や受験への取り組みについて様子を教えてください
私は中学3年生の6月までフランスの学校に通っていたので、高校入試を意識して勉強を始めたのは塾に通い始めた9月ごろになります。帰国子女として受験をするため、国数英の3教科を徹底的に勉強しました。特に数学が苦手で、初めは簡単な方程式さえも解けませんでした。苦手な数学を克服するためにできるだけ多くの問題を解き、分からないところは自分が理解できるまで塾や学校で質問しました。朝は6時に起き、夜は10時に寝るようにし、朝学習では漢字や英単語などの暗記物に取り組みました。また勉強に集中するために、勉強の妨げになるものは視界から消しました。全県模試は塾からの勧めで受験しました。家で過去問に取り組むのと違い、会場で受験者と一緒に試験を受けるのは刺激になり、雰囲気にも慣れることができました。模試を受けると自分の苦手な分野が明確に分かり、その後の勉強にも役立ちました。同時に、勉強の成果も見ることができ自信もつきました。
── 準備をして迎えた入試当日はいかがでしたか
入試当日の朝は「絶対受かる!」という気持ちで迎えましたが、実際に試験時間が近づくととても緊張しました。周りの受験生の雰囲気が自分とはまるで違い落ち着いて見え、本当に受かるのかどうか不安になりました。実際の試験は数学がとても難しく、これまで学習してきたことをすべて出し切りました。この受験で諦めないことの大切さを学び、壁を乗り越えた時の達成感を味わうことができました。
── 受験を終えて感想をお願いします
両親にはとても感謝しています。両親のサポートなしでは受験さえもできていませんでした。そして、後輩の皆さんには諦めず、自分の希望に向けて突っ走ってほしいです。努力する人は必ず報われます。頑張ってください。
小林 皆都さん(茅ヶ崎市立円蔵中学校卒業 私立日本大学藤沢高校へ進学)

高校でも文武両道に頑張りたいと思います。僕は運動部に入ろうと考えています。どの部活も強豪なので上を目指していきたいです。勉強では様々なことに活かしていける事を学び、大学への進学や社会人として為になることをどんどん吸収していきたいです。
── 全県模試の活用方法について教えてください
全県模試は高校受験の雰囲気を知るために受験しました。模試を受けた後は復習をしてどこが間違っていたのかを確認し、苦手な部分を分析し、そこを重点的に勉強するようにしました。また、高い内申点は受験のアドバンテージとなるので、学校での授業ノートや提出物などは意識して取り組むようにしていました。
── 中学校での部活や学習にどのように取り組みましたか
僕はサッカー部に入り、部活と勉強の両立を頑張りました。放課後や週末はサッカーの試合があったりして忙しいときもありましたが、その間をぬって予習や復習に取り組みました。部活を引退してからは毎週土曜日に過去問を解くようにし、さらに苦手な部分を発見できるようにしました。できるだけ苦手をなくしていくことで、入試に対応できるように準備しました。
2021年度入学
北野 智奈さん(横浜市立荏田南中学校卒業 県立横浜翠嵐高校へ進学)

高校では物理の実験でグループワークをするのがとても楽しみです! 将来やりたいことはまだ見つかっていないので、高校での勉強や友人との交流のなかで見つけられるように頑張ります。
── 高校入試を意識して受験勉強を始めたのはいつ頃ですか。
全県模試は友達に誘われて中学2年生の冬に初めて受験しました。その時は社会の勉強をほとんどしておらず、結果は散々でしたが受験を意識するきっかけになりました。本格的に受験勉強を始めたのは緊急事態宣言で学校が休校になった3月からでした。3ヶ月ほど毎日長い時間を勉強に割くことが出来きました。そのときに、2年間の学び直しと3年生の範囲を全て予習することができ、周りの受験生に差をつけたことが合格につながったと思います。
── 自宅での勉強はどのように行なっていましたか。
受験勉強をする時は楽しくできるように音楽を聴いたり、ラジオを聞いたりしていました。覚えられない年号はイラストを作り、頭の中でイメージできるように工夫していました。入試直前期にはどんなに眠たくてもその日に塾で間違えた問題のとき直し、覚え直しは必ずすることを徹底していました。
── 実際に入試を受けてみた印象や手ごたえを教え下さい。
まさか自分が翠嵐高校を受験するとは思っていませんでした。学校が休校になってからスイッチを切り替えて勉強を始めた自分に感謝しています。受験当日は国語と数学で9割得点できていないと感じましたが、これまでの模試の結果から残りの教科をきちんと得点すれば合格点が取れる、と焦らず落ち着いて午後の試験を受けることができました。模試で点数の取り方をしっかり分析していてよかったと思いました。受験勉強を通してわからない問題を相談しあい、面接練習に付き合ってくれる友達がいる自分の環境の良さに気がつき、毎日が本当に良い思い出になりました。
── これから受験する後輩へアドバイスをお願いします。
中2の3月から勉強の習慣をつけることが1番大切だと思います。この参考書を何日までに終わらせる、というようなその日に終わるように1日の目標を決めるのがおすすめです。是非今日から勉強を始めて楽しい受験生生活を送ってください!
佐藤 希咲さん(横浜市立十日市場中学校卒業 県立川和高校へ進学)

高校では自分から意見を出したり行動したりして積極性を高めていきたいです。夢はたくさんの人を笑顔にすることなので、高校で最も興味のあることを見つけ、その夢に向けて大学で深く学ぼうと考えています。
── 受験を振り返ってみていかがでしたか。
私が受験を乗り越えてよかったと思うことは、身近な人との関係を深めることができたことです。私は吹奏楽部に所属しており10月に文化祭があったので、その時期も部活と勉強で忙しい日々でした。平日は6時間、休日は10時間以上の勉強を目標としていたので、両立が難しく精神的に追い詰められた時期があったのですが、そんな時に支えてくれたのが塾の先生方でした。不安で思わず泣いたときも時間をとって何度も相談に乗ってもらったこともあり、ここまで塾の先生を信頼してこられたのだと感じています。もちろん家族もたくさん支えてくれました。受験勉強に行き詰まった時は、誰かを頼ってみるのもいいことだと思います。
── 全県模試を受験したきっかけを教えてください。
塾の先生の勧めで全県模試を受けてみようと決めました。新型コロナウイルスの影響でいろいろ思い通りにいかないなか、唯一外部模試を受けられると聞いたからです。初めて受けた全県模試は、過去一番の悪い点数でした。問題の難しさや周りの解くスピードに気を取られ、とても悔しい思いをしました。そして「このままではまずい」という焦りが強くなり、ノートまとめに更に力を入れたり模試の過去問などをたくさん解いたりすることで、全県模試の点数をどんどん上げることができました。全県模試がきっかけで私の負けず嫌いの性格に火がついたように感じているので、全県模試があって本当によかったと思います。
── 入試当日を迎えいかがでしたか。
心配性なので早めに着くよう家を出発したのですが、高校に着いたときにはかなりの人がいて驚きました。それぞれ黙々と復習をしていて「私がこの高校を受けてよかったのか」と不安になりましたが、同じ中学校の仲のいい友達を見つけたことで少しリラックスできました。理科で悩んだ問題が多く、ドキドキしながら自己採点をしました。特に克服しようと努力した社会や得意な文系科目は満点、理科と数学は今の自分の実力を反映したような点数だったので、「ここまで頑張って良かった」という嬉しさで思わず泣いてしまいました。
── これから受験を迎える後輩にアドバイスをお願いします。
きっと不安なことだらけで、何から手をつけていいのか分からないと思います。私もそうでした。大事なことは諦めずやれるだけやることです。入試当日に後悔せず力を出し切れたならそれだけで自分を褒めてあげてください!必ず達成感がついてくるはずです。頑張ってください!
石渡 寛さん(横須賀市立馬堀中学校卒業 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校へ進学)

将来は生物について学んだことを生活や環境に役立てられるように、その技術の確立に貢献したいです。
── どのような学校生活を送りましたか。
陸上部に所属していましたので部活動が中心の生活でした。朝練も多くあり自然と早寝早起きが身につきました(10時就寝、6時起床)。練習がない日も自主トレをしたりと力を入れて取り組んだ甲斐もあり、市の大会で入賞したり県大会へも出場し思い出を作ることもできました。一方、勉強時間もしっかりと確保し、勉強と部活を両立することができた3年間は非常に充実したものだったと思っています。
── 神奈川全県模試を受けてみていかがでしたか。
2年生の冬に学校で配られたチラシを見て受けてみようと思い初めて受験しました。ひどい結果が返ってきてショックを受けましたが、しっかりと課題を克服して次の模試に臨むことができたので、回数を重ねるごとに点が良くなっていき、自信につながりました。
── 志望校に向けた学習について教えてください。
志望校について考え始めたのは中2の夏でした。しかし、高校についての知識が乏しく模試を受けたこともなく自分の実力が分からないこともあり、なかなか行きたい高校が見つけられずにいました。偏差値などは考えずに、自分のやりたい事を大切にしながら探しました。最終的な決定をしたのは中3の休校期間でした。時間のある時にしっかりと進路を考えることができたこと、周りよりも早く決めて受験勉強に取り組むことができたことは、その後の余裕につながりました。決めてからは受験に向けて準備するのみでしたので、勉強に専念することができました。サイエンスフロンティア高校の学力検査は理科、数学の得点が2倍になるので、それらの学習はしっかり行いました。学習塾に通うことはなかったので、受験勉強は家庭学習が中心でした。とにかく過去問を解いて、わからないこと、間違えたことについて勉強しました。それで十分でした。
── 後輩の皆さんへ一言お願いします。
受験勉強はつらいものですが、描いている高校生活と周りへの感謝を忘れずに頑張ってください。
山本 香子さん(鎌倉市立玉縄中学校卒業 県立神奈川総合高校へ進学)

高校では興味のあること全てに挑戦し、勉強も部活も悔いの残らないように全力で取り組もうと思います。将来は自分の好きなことを仕事にしたいので努力を続けます。
── 受験までの学習について教えてください。
受験を意識し始めたのは入試の半年前の遅いスタートでした。私は塾に通っておらず、勉強も自己流(授業中は先生の話を集中して聞き、ノートはメモ程度、ノートを家でまとめる)で行っていたため、全県模試の結果はあまり良いものではありませんでした。しかし「まだ半年ある」と考え危機感はありませんでした。そして入試まで1か月で受けた全県模試では社会は3割ほどしか得点できず、理科は半分もいきませんでした。ここでやっと焦りが出、本気で勉強を始めました。学校の休み時間は理社の復習や暗記に費やし、家での2時間程だった勉強時間を5~6時間にしました。やめたくなってもここで頑張らなければ一生後悔すると自分に言い聞かせて1ヶ月間努力しました。
── 入試当日を迎えてみていかがでしたか。
事前にシュミレーションし模試で空気感を体験したおかげで、入試当日はあまり緊張せずにリラックスした状態で迎えることが出来ました。英語、国語までは順調に進みましたが数学は時間が足りず見直しが出来ませんでした。その後昼食だったので気持ちを切り替えることができ、理科と社会は落ち着いて解くことが出来ました。結果、一番苦手だった社会で100点をとることでき、全体でも今までで一番良い点数を取れて本当に嬉しかったです。
── これから受験を迎える後輩へ一言。
受験勉強のスタートが早いことに越したことはありませんが、スタートが遅くてもその分を取り返すくらいの努力をすれば必ず結果はついてきます。辛いこともありましたが、諦めずに努力して合格した今、頑張って本当に良かったと心から思います。
今井 元太朗さん(横浜市立仲尾台中学校卒業 県立神奈川工業高校へ進学)

父が建設系の仕事に勤めておりその背中を追いたいと考えています!
── 受験勉強や全県模試を受験してみていかがでしたか。
毎日の学習は参考書を解く以外に、夜に単語帳を1ページ全部正解するまで取り組みました。翌日には、「前日のページ+今日のページ」というようにし、1ページを2日続けて取り組むようにすると結構頭に入りました。神奈川全県模試を会場で受けることにより、入試会場に近い状況に慣れることができました。模試の結果からは同じ高校を志望している人の中での順位や合格率がわかるのですが、自分は双方低かったです。ですがそれを踏み台にして模試の解き直しや参考書の量を増やし自分の学力をあげることができました。
── 入試当日はどんな様子でしたか。
当日は試験が始まるまではとても緊張していましたが、始まるとすぐに「ただ問題を解いているだけ」「いつも通り過去問を解いているだけ」という意識になり緊張はあまり無かったです。休み時間には基礎を確認する余裕も持つことができ、安定した状態で臨めたと思います。「テスト間近で難しい問題をしようとせずに基礎を固めろ。分からないものが出ると、そこに意識がいってしまい不安感が積もり基礎も疎かになり本来の実力が出せない。」と学校の先生に言われていました。結構その通りだなと実感できました。
── 志望校はどのように決めましたか。
将来建築系の仕事に就きたいと考えていたので工業系の高校に決めました。数ある工業系の高校から神奈川工業を選んだ理由は家から近いことです。通学時間が短いことで、勉強や部活により打ち込めると思いました。また神奈川工業は設備が充実していて、温水プールや10階建ての校舎などの点も決め手となりました。
── 受験生にひと言お願いします。
どの教科も基礎をきちんと固めておきましょう。受験が終わった時の爽快感はとてもいいものです! 頑張ってください!!
竹内 咲花さん(横浜市立鴨居中学校卒業 県立白山高校へ進学)

私は将来海外で働きたいと思っています。そのために高校では英語の勉強にちからを入れていきたいと思っています。
── 受験勉強ではどのようなことに苦労しましたか。
私は受験勉強で1番大事なのはモチベーションを保ち続けることだと思っていました。しかしいざ受験勉強を始めると、モチベーションを保ちながら勉強することはとても大変でした。私は、全県模試の全体での順位や、公立合判シミュレーションの結果、自分はどのレベルを目指して勉強したらいいのかを考えることでモチベーションを保つようにしました。
── 面接試験について教えてください。
面接試験ではとても緊張しましたが、面接官の先生とたくさんコミュニケーションを取ることを意識しました。面接官はとてもフレンドリーで面接シートに書いた内容以外の質問もたくさんありました。また、自分の考えを述べる必要のある質問も多くありました。その場合は、焦って答えるのではなく、少し時間がかかってもいいので自分の考えをきちんとまとめ伝えるようにしました。
── 合格発表の日をどのように迎えましたか。
今年は新型コロナウイルス流行のため、例年のように高校に合否結果を見に行くと言う形ではなく、ウェブサイト上で確認すると言う形でした。発表当日は親にそばにいてもらいながら自分でパスコードを入力しひとりで結果を見ました。1年間共に頑張ってきた友達と一緒に合格発表に行き共に喜ぶことに憧れていたので今年はそれが出来なくて残念でしたが、このような発表の形だったからこそ誰よりも私のことを気遣い支えてくれた両親に1番最初に合格報告をすることが出来ました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
受験は心身共に長期間追い込まれるので辛いと感じる時がたくさんあると思います。そんな時は無理をしないで自分のペースで頑張ればいいと思います。受験本番をベストコンディションで迎えられるように体調に気をつけながら頑張ってください!
小川名 直人さん(横浜市立都岡中学校卒業 県立希望ケ丘高校へ進学)

高校では今までの経験を活かして行事や学級の運営に携わり、クラスのリーダーになって活躍したいです!!! また、私は人前で話すことや、友達と話すことが大好きなのでアナウンサーや、通訳などの言葉を使った職業に就きたいです。
── 受験勉強をどのように進めてきましたか。
私が受験勉強を本格的に始めたのは中学3年生の冬からです。それまでは塾の宿題を解くだけでしたが、宿題で間違えたところの解き直し、全く理解できていないところがあれば基礎から見直しすることを徹底的に行いました。また、自宅は誘惑が多く集中力を持続しづらかったので塾の自習室を利用していました。苦手だった理科は苦手なところと得意なところを把握するために過去問や問題集を何度も解き、わからないところがあればすぐに暗記集を活用することで徐々に苦手をなくすことができました。このようにして今までわからないままにしていたところを理解でき、勉強がもっと好きになりました。さらに集中力や忍耐力を高めることができたのでこれからの学習に活かしていきたいです。
── 全県模試を受験したきっかけなどを教えてください。
私は塾の模試しか受けたことがなかったので自分が神奈川県の中でどのくらいの順位にいるのか知りたいと思い、全県模試を受けました。神奈川県の入試にかなり似ていて本番さながらの緊張感があったのでとても良い経験になりました。本当の実力が知りたかったので準備や対策はしませんでしたが、受験後は間違えた問題の解きなおしを必ずしました。
── 志望校の決定までどのように考えましたか。
高校に興味を持ち始めたのは中2の春頃でした。最終的に志望校を決めたのは中3の秋頃でした。学校見学に行ったとき、自由な校風や生徒主体の学校生活を知り決定しました。志望校を決定してからは勉強への意欲がますます高まっていきました。
── 試験当日を迎えてみていかがでしたか。
試験当日はがちがちに緊張することはなく適度に集中することができました。1時間目の英語のリスニングを確実に解答できたことで安心感が生まれ、続く教科に良い影響をもたらすことができました。理科は少し難しく感じましたが今までの経験から「みんなも難しいだろう」と思い、得意なところから自信をもって解いていきました。2日目の特色検査はほとんど理解できなかったのですが、英文にかなりの時間をかけて絶対に得点しようと意気込んで取り組みました。
── 後輩へのアドバイスをお願いします。
勉強をするときはまず集中できる環境を作りましょう! もし、壁にぶつかってしまったらがむしゃらに勉強するのではなく、少し休んでから自分が今どのくらいのレベルにいるのか見つめなおしてみてください!何をすれば良いかが冷静になることで見えてくると思います!
飯塚 楢太さん(横浜市立義務教育学校霧が丘学園卒業 県立希望ケ丘高校へ進学)

将来は教師を目指しています。今までいろいろな先生方と関わり楽しいこともつらいことも一緒に過ごしてきました。僕の心にそれぞれの先生が刻まれています。将来は生徒と共に歩み生徒の心に残ることができるような教師になりたいです。
── 中学校生活や学習の様子について教えてください。
幼稚園から続けているサッカーを中学でも続けていました。勉強と部活の両立が大変な時もありましたがやめようと思ったことはありませんでした。サッカーを通して技術を磨くだけでなく礼儀や人とのつながりを学ぶことができ、精神が鍛えられ受験勉強を乗り越えられたと思います。県立高校に入るためには内申点が大切と言われていたので、中学1年生から定期テストに手を抜くことはありませんでした。提出物は期限を守り、ノートはできるだけきれいに仕上げました。3年生になって全県模試を受け始め、自分が位置するレベルや周りが見えてきました。志望する高校の合格率や受験者の分布図はとても参考になりました。次の模試を目標に勉強するようになり、それが受験勉強の始まりでした。
── 志望校はどのように考えましたか。
希望ケ丘高校を志望校としました。希望ケ丘高校は神奈川県で最も古い伝統がありとても自由な校風で、制服はなく私服ですが学生らしい目的に合わせた服装の生徒がほとんどです。学園祭は生徒が主体となり大変盛り上がると聞いています。僕は中学の文化祭で充実感を覚えたので、高校でも積極的に参加したいと考えています。また、最も魅力的なのは広大なグラウンドがあることです。このグラウンドでサッカーを続けたいと思いました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
例年と違い学校見学ができなかったり模試が自宅受験だったりと不安なことばかりの受験でした。でも、他の受験生も同じ状況で自分だけじゃないと思うと落ち着くことができました。どんな状況でも今できることを積み上げて、目標に向かって進んでいってください。
寉田 詩乃さん(横浜市立上の宮中学校卒業 横浜市立桜丘高校へ進学)

将来の夢はまだ決まっていないので、高校生活の中で自分がこれからやりたいことを見つけたいと思います。
── 全県模試受験のきっかけを教えてください。
中学校で配布されたプリントや同級生が受験するということで全県模試を知りました。塾内で受けた模試よりも受験する人が多く、神奈川県の中で自分がどの位置にいるのかがより正確に分かると思い受験しました。弱点を克服するための自分だけの問題集があることや、解答解説がとてもわかりやすいことが魅力だと思いました。
── 苦手教科はどのように対策をしましたか。
私は数学が苦手でした。特に基礎的な知識を使って応用問題を解くことが苦手で、毎回の模試では数学の点数は最も低く、数学はあきらめようかと考えた時期もありましたが。ですが、理解できないところは積極的に先生に質問をし、たくさんの類題を解くことで疑問点をなくすようにしていきました。また、入試直前には今まで受けた全県模試を全て解き直しました。本番では目標としていた点数を超えることが出来ました。
── 試験当日の様子はいかがでしたか。
試験会場では多くの人が参考書などを読んでいましたが、何もせずにじっと気を落ち着かせている人もいました。会場全体が緊張感に包まれピリピリしていて私もその雰囲気にのまれそうになりましたが、母からもらった手紙を読んで『いつも通りの気持ちでやろう』と気持ちを切り替えることが出来ました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
初め私は勉強することが嫌で他の人よりもスイッチを入れるのが遅かったと思います。しかし、志望校がハッキリしたことで、目標に向かって頑張ることが出来ました。早めに志望校を決めると目標に向けて受験勉強に力が入り、他の人よりもより多くの知識を持って試験にのぞめます。大変な道のりですが頑張って下さい。
井上 佳祐さん(横浜市立橘中学校卒業 横浜市立桜丘高校へ進学)

僕は好きなものが多く将来の夢は決まっていません。その好きなバイオリンや勉強、学校行事やボランティアなどの多くの事に全力で挑んで自分のなりたいものを見つけていきたいと思います。
── 受験勉強で工夫した点などについて教えてください。
僕は最初の頃「勉強に集中することができない」「何をすればいいか分からない」などの理由で時間を無駄にしていました。無駄な時間を改善するためにタイマーを使い「45分勉強・5分休憩」のように時間を区切るルールを作ることで持続的に集中することができました。また、次の日に勉強する問題集のページ数を必ず決め、何をするか迷わないようにしました。その結果、時間の無駄を少なくすることができ効率よく受験勉強に取り組めました。過去問や模試などの問題を解く際には、教科別に復習ノートを作り毎日振り返りを行い、特に数学や英語などはコピーして間違えた問題を繰り返し解くようにしました。本番での配点が高い図形の問題や長文英語をできる限り押さえるようにしました。過去の経験から、長期間勉強する場合は、良い生活リズムを維持することが大切だと痛感したため、夜更かしをせず早起きして勉強をする形にしました。
── 苦手教科への取り組みを教えてください。
僕は英語と社会が苦手でした。特に英語が苦手で、最初の頃はどんなに勉強してもなかなか点数が上がりませんでした。そこで、兄に教えてもらった教科書の英文を用いて、音読筆写という勉強法を続けました。その結果、リスニングは勿論、英語長文への抵抗も無くなりました。社会は学習漫画を読むことで歴史の流れを理解することに努め、知識を整理しました。また、毎晩30分間語呂合わせを復唱しました。徐々に点数が上がっていきました。
── 神奈川全県模試を受験してみていかがでしたか。
僕はとても緊張しやすく問題の読み間違いや、回答用紙のマークミスなどが多かったので本番の緊張感が味わえる模試はとても良い予行練習になりました。模試での試験を常に本番だと考え、緊張によるミスを減らすため問題の読んだ部分にマークをしたり、マークミスがないか2回確認したりするなどということを実践しました。振り返り時になぜ緊張したかなど、ただ過去問を解くだけでは味わえない精神的な問題にも対処することができました。
舘脇 麦穂さん(横浜市立中和田中学校卒業 横浜市立戸塚高校へ進学)

高校では、新しい部活に入りたいと思っています。今はバトントワリング部に興味を持っています。今まで吹奏楽部で体育会系の部活には入ったことがないのでたくさんの経験を積めると思います。入学後は、興味を持ったことや新しい事に進んで挑戦してみたいと思います。
── 神奈川全県模試を受けてみていかがでしたか。
私は塾に通っていませんでしたので自分の学力を知りたいと思い、中3の7月に初めて全県模試を受けました。模試では入試に近い雰囲気や問題に慣れることができるので、それからは毎回参加しました。過去の模試問題を1年分取り寄せ、模試の出題傾向に慣れてから受けるようにしました。模試の結果が返ってくると、なるべく早いうちに間違えた問題を見直し、解説を見ても分からない場合は親に教えてもらうなどしていました。全県模試は入試本番の問題とほぼ同じような方法で出題されたので、本番も焦ることなく解くことができました。
── 中学校生活や勉強についてどのようにしてきましたか。
私は吹奏楽部に所属していたために引退の時期が遅く、部活と勉強の両立は大変でしたので、あまり時間をかけずに短い時間に集中して勉強するようにしました。また、3年生の勉強は授業内に理解するようにして、1、2年生の復習に力を入れて取り組みました。苦手な歴史は、歴史の漫画を読んでみたらひとつのストーリーとして流れが頭に入るようになりました。このように、苦手な教科も自分に合った勉強法や、漫画のように楽しみながらできる勉強法を探してみるといいと思います。
── 入試当日について教えてください。
入試当日はあまり緊張することなく落ち着いて会場に向かうことができました。ただ、英語は1時間目の科目だったこともありリスニングで少し焦ってしまいました。もう少し落ち着いて取り組めたらよかったとも思いましたが、時間が経つとともに落ち着き、2時間目からの科目では実力を発揮することができました。
── 受験生へアドバイスをお願いします。
学力は本番当日まで絶対に伸びます。私は、最後の1か月で社会の得点が40点ぐらい伸びました。一番大事な事は最後まで諦めずに、自分を信じる事だと思います。頑張ってください。
櫛谷 美里さん(横浜市立汐見台中学校卒業 県立柏陽高校へ進学)

私は化学が好きな上、食品に関して興味があるので将来は食品開発の仕事をしたいです。研究を積極的に行える大学を目指して高校で努力したいです。
── 神奈川全県模試をどのように活かしてきましたか。
神奈川全県模試は中学1年生の時に初めて受けました。1、2年生の頃は自分の力が同じ志望校の人と比べてどのくらいかを知るために受けていました。3年生になってからは色々なパターンの問題にふれ、多方面から対策をするために模試を活用しました。模試を受けるごとに復習や分析を行い勉強の計画を立てました。
── 中学校生活や志望校合格に向けてどのように学習を続けてきましたか。
私はクラシックバレエを習い事としていて、週3回と土日の長時間のレッスンの他にストレッチや筋トレを毎日行う必要があったので、勉強時間を確保することを大事にしていました。勉強時間を確保するために「無駄な時間を過ごさない」「計画的に勉強をする」など、勉強時間を”つくる”ということを意識しました。私は中学1年生から柏陽高校を目指してきました。入試直前で模試の点数が極端に下がってしまった時も志望校は変えませんでした。むしろ勉強方法を見直し、点数が下がってしまった教科に特化して勉強を続けました。受験本番では、勉強方法の見直しによってついた知識が役立ったのでとてもうれしかったです。
── 受験生へ一言!
自分が行きたい学校を目指して粘り強く努力し続ければ目標は必ず近くなってきます。最後の最後まで努力し続けて頑張ってください。
本田 結衣さん(横浜市立中和田中学校卒業 県立柏陽高校へ進学)

私は将来就きたい職業がまだはっきりわかりません。だから、高校生活では新しい知識を身につけたり新しいことを始めてみたりして、自分自身の世界を広げていきたいと考えています。
── 自宅での勉強はどのように行っていましたか。
私は個別の塾に通っていて、塾で出された宿題をこなすというよりは自分で必要だと思うところを勉強し分からないところは教えてもらうスタイルで進めていました。他の人がどんな勉強方法をしているのかわからず、私の勉強の仕方や内容が間違っていないか不安でした。そのため全県模試に毎回参加したり過去問を多く解いたりするようにしていました。時間配分や50分間の集中力が身につき、頻出問題や自分が苦手な問題を確認することができました。模試や過去問でしっかり成績をとることができれば、私の勉強法が入試にも通用するという自信になりました。どうしても勉強に集中できない時は勉強のことは忘れて30分くらい好きなことをしました。内容が頭に入ってこない状態でだらだらと勉強を続けるよりも、頭をすっきりさせて勉強をするための準備時間、と割り切って休憩する方が効率的だと考えました。
── 全県模試を受験することは役立ちましたか。
初めての環境で知っている人がほとんどいないという状況は、全県模試の会場受験と入試は私の場合は同じでした。また、静かで張り詰めた空気や、頭の中で自分の声がぐるぐる回っているような感覚も似ていました。何度か全県模試に参加していたので、その雰囲気に慣れることができ、強張った空気の中でも落ち着いて試験を受けることができました。
── 後輩に向けてアドバイスをください。
私が受験勉強を頑張れたのは、心を休める方法を知っていたからだと思います。私はマンガを読むことが一番ですが、おいしいものを食べる、友達と話す、ごほうびを決めて頑張るなど、人によって心を休める方法や一番勉強を頑張れる方法はさまざまだと思います。自分なりの息抜きの仕方を見つけて、思い詰めないように勉強してください。
齋藤 晃希さん(横須賀市立追浜中学校卒業 県立柏陽高校へ進学)

今まで以上に文武両道を目指し、全力で高校生活を楽しみたいです!また色々な経験を積み広い視野を持てるよう、常にチャレンジしていきたいと思っています。
── 受験勉強をどのように進めてきましたか。
僕が高校入試を意識し始めたのは3年の夏頃です。自宅では主に過去問を解き、1日約6~7時間勉強しました。1教科の勉強が終わるごとに10分ほどの読書でリフレッシュし集中力を維持しました。僕は社会の歴史が苦手だったので、年号表を使って何度も年号を唱えることで苦手を克服していきました。特色検査対策は過去問を解き、さらに英語の長文や数学の難問をたくさん解くことで対応力を付けていきました。面接は学校の先生や母に何度も相手役をしてもらい、自信がつくまで練習し本番に挑みました。
── 神奈川全県模試を受験してみていかがでしたか。
僕は神奈川全県模試を学校からの手紙で知りました。最初に受験したのは3年の夏でした。「友達も受けているから、とりあえず受けてみるか」くらいの気持ちで受けましたが結果がひどく、それからは気持ちが変わり模試に向けての勉強も行うようになりました。模試が返ってきたら必ず解きなおしをし、二度と同じ問題で間違えることのないよう、理解・定着ができるまで何度も解きました。その結果、他の模試で似た問題が出されたときはスムーズに解くことができ、良い結果につながったのでとても嬉しかったです。また、全県模試の会場は入試本番に近い形で試験を受けることができるので、その練習にもなりました。
── 志望校はどのようにして決めましたか。
公立の志望校は3年生になってから考え始めました。学校行事や部活、授業の進み方が自分に合う学校か、毎日の通学に無理のない範囲であるか、の2点を大切にして高校を選びました。最終的に決定したのは1月でしたが、模試の結果も参考にしながら、自分に合っていると思える高校を見つけることができました。
── 最後に受験生にメッセージを!
受験勉強はつらく大変だと思います。でも、家族や友達はあなたを応援してくれています。目標に向かって全力で勉強してみてください。そして受験日は“いつも通り”に。いつも通りの「いってらっしゃい…」や「お弁当」で緊張感の中にも気持ちに余裕が生まれ落ち着くことができますよ。
大場 真織さん(横浜市立富岡東中学校卒業 県立横浜緑ケ丘高校へ進学)

将来は海外の航空会社で働きたいと思っています。高校では英語の学習に力を入れ、将来の夢につなげていきたいと思っています。
── 受験勉強で苦労したことなどありましたか。
私が本格的に受験勉強に集中し始めたのは3年生の期末テストが終わった11月ごろです。吹奏楽部に所属していたため引退が遅く、すでに8月末には引退していた友だちと自分の勉強時間を比べとても焦っていました。受験勉強だけに集中できるようになってからは、その差を埋めようと平日5時間、休日10時間勉強していました。11月から勉強量を増やしたのに12月の模試で突然成績が落ち、とても焦りスランプに陥りました。それでも「勉強の成果は2ヶ月後にでる」という塾の先生の言葉を信じて、自分の苦手なところの勉強を継続しました。スランプに陥った時は気持ちのコントロールが大変です。マイナスな考えが出てしまいがちですが、うろたえずに自分を信じて努力を続けることが大切だと感じました。
── 志望校はいつ頃から考えましたか?
今年はコロナの影響で文化祭に行くことが出来なかったため、学校説明会に参加し10月には志望校を決めました。それまではどの高校に行きたいと思っても学力の面で諦めなくてもよいようにしておこう、という心持ちで勉強していました。
── 後輩へ一言お願いします。
受験勉強は体力面でも気持ちの面でも余裕がなくなりとても大変ですが、最後まで自分を信じて諦めないでください! 努力は裏切りません。
蓬田 優さん(茅ケ崎市立西浜中学校卒業 横浜市立金沢高校へ進学)

将来は助産師を目指しています。卒業後は看護系の大学を志望しています。
── 学校生活や全県模試への取り組みを教えてください。
陸上競技部の女子部長として全力疾走の毎日でした。塾には通わず授業での予習・復習を中心に通信教育で家庭学習をしていました。初めて全県模試を受験したのは、中2の3月です。中学校でもらってきたチラシがきっかけで、すでに新型ウィルスの影響が出ていたため自宅受験でした。始めのうちは模試の結果が出ても何もしませんでした。まだ入試に向けての実感もなく部活動に打ち込んでいたからです。中3になり模試で解けない問題が多くなんとか解答した問題すら自信がない。こんなに不出来な模試は今まで経験したことがなくとても焦りました。自己採点の結果は散々…。それからは気持ちを入れ替え、間違えた問題を中心に解き直し、数年分の過去問にも繰り返し挑戦しました。塾に通っていない分、通信教育も苦手な分野を中心に取り組み、残り2回の模試は会場受験にして制服を着て入試本番のように臨みました。中3の冬休み頃から笑顔が減っていたように思います。入試への不安とプレッシャーに加え、走ることができない日々(この時期は走ることより勉強しなくちゃ!と自分に言い聞かせていたので)にストレスを感じていました。この長い暗やみトンネルから抜け出せる日は来るのだろうか…と思ったほどです。
── どのようにして志望校を決定しましたか。
志望校を決めた理由は、勉強にも部活動にも全力を注いでいる先輩方に憧れたからです。卒業後の進学率もよく、学区外受験にはなりましたが決めた以上迷いはありませんでした。受験当日は大雨警報が出るほどの悪天候でしたが、帰りの電車の中から虹を見ることができました。5教科の自己採点をすると、模試でもとったことのないような高得点! 翌日の面接では準備してきたことを自分なりにしっかりと伝えることもでき、「これで不合格なら仕方ない!」と胸を張って言えるほどのすがすがしさでした。
── 後輩へのメッセージ
自分を信じて! 受験までの残り1年弱は本当にあっという間です。後になって「もっとこうすれば良かった」「あれもやっておけば良かった」と後悔しないように今から準備してほしいです。まだ受験に対して現実味のない人も自分の未来を描いて、夢に向かって今からできることを1つずつこなしてほしいです。みんなならきっとできるよ!
櫻田 はなさん(横浜市立芹が谷中学校卒業 横浜市立金沢高校へ進学)

私は具体的に将来の夢が決まっていません。なので、高校生活を過ごしていく中で自分のやりたいこと、自分が得意なことを見つけていきたいと考えています。自然に見つけられたものの方が私はより楽しいと思うので、気長に見つけていこうと思っています。
── 全県模試受験のきっかけを教えてください。
私が初めて全県模試を受けたのは9月です。その時は自分の実力を試すためというような気持でした。これから受験勉強をしていくうえで、また、自分の志望校を決めていく上で、自分が今いる現状を知っておくことは大切なことだと思ったからです。周りの人たちが勉強し始めていることに気づき、焦り始めたという理由もあります。また、私は全県模試を受け、自分の立ち位置を知りそれに合う高校を選びたいと考えていました。その後、市立金沢高校の文化祭で生徒全員が一生懸命に取り組んでいる姿を見て、この高校で私もたくさん思い出を作れそうだと思いました。また、文武両道に何事にも取り組む高校だと聞いていたので、自分の力を試したいと思いました。自分自身の長所を伸ばし短所を克服していくために、充実した高校生活を過ごそうと思いました。
── 受験勉強へはどのように取り組んできましたか。
私が本気で受験勉強に取り組み始めたのは12月の半ばという遅い時期でした。それまで受験を気楽に考えていて、この頃になって実感がわき、また自分の模試の結果のあまりの酷さにとても焦ったからです。受験まで日にちが少ないため効率よく勉強するように心がけました。受験勉強で私が一番大切だと思ったことは、過去問や模試を何度も何度も解き直すことです。解き直しが大事だということはよく聞いていると思いますが、試験問題の傾向を知り、自分の苦手を見つけていくことは本当に大事だということを私は受験を通して実感しました。
── 入試当日の様子について教えてください。
入試当日、初めは緊張していなかったのですが、テストが始まると同時に手が震えてきました。休憩時間に要点をぱらぱらと見られるように予めまとめノートを作り見るようにしていました。始まる前は緊張していた面接も始まってしまえばすぐに終わりました。自分の頭の中でできるだけ早く文章が組み立てられるように訓練しておくとスムーズに面接が進むと感じました。
── 受験生の方へアドバイスをお願いします。
周りの人たちが助言やアドバイスをくれると思いますが、結局は自分の気持ち次第です。親が決めたからなどの理由ではなく、自分の意志で行きたい高校を決め、その目標に向かって頑張ってください。少しの自信と、絶対に合格したいという気持ちがあれば大丈夫です! 辛い時もあると思いますが、自分が好きな物を見たり聞いたりして乗り越えていってください。応援しています‼
工藤 寛大さん(横須賀市立追浜中学校卒業 県立横浜氷取沢高校へ進学)

将来の夢は声優になることです。高校では勉強はもちろん、部活や学校行事に全力で取り組みたいです。
── 全県模試を受験したきっかけや勉強方法について教えてください。
私が全県模試を初めて受験したのは2年生の8月でした。学校で配布された案内を見て、今の自分の実力を試してみようと思いました。ですから特別な対策はしませんでした。全県模試では基礎的な問題から応用問題まで出題されるため、自分の課題が見つけやすかったです。3年生の12月頃から本格的に勉強を始めました。苦手な教科には特に力を入れて、得意な教科は現状維持を保つようにしました。模試を受けた後は解答解説を見ながら解き方が理解できるまで解き直しをしました。また、中学3年間の学習がまとめられている参考書を使いケアレスミスを減らすようにし、英単語や漢字は絶対得点するようにしっかり覚えました。
── 後輩へアドバイスをお願いします。
受験に向けて勉強していると、「この勉強方法で大丈夫なのか」「この勉強よりも優先してすることがあるのでは」という不安が出てくると思います。私もそうでした。まずは自分の勉強に自信を持ってください。そうすれば落ち着いて受験を迎えることができます。頑張ってください。
大井 承太朗さん(川崎市立白鳥中学校卒業 県立多摩高校へ進学)

高校でも運動部に入って部活を頑張りながら漢検取得を目指すなど色々な事に挑戦して幅広く知識を身につけていきたいです。
── 受験勉強や全県模試受験にどのように取り組みましたか。
入試を意識し始めたのは2年の秋に部活の先輩が引退したときでした。3年になってからも部活と勉強を両立させ、秋の大会後に部活を引退し受験勉強に集中しました。塾の模試では第一志望校の判定は努力圏が続いていましたが、12月の全県模試で合格可能性はギリギリ60%。英語と理科が苦手教科でしたが、他の得意教科でも思ったように点が取れていなくてかなり厳しい状況でした。模試結果は点が取れていない項目が細かく記載されていて、苦手項目の分からなかった問題は徹底して調べ、同じような問題は間違えないよう何度も復習しました。
── 志望校決定について教えてください。
3年の夏に県立多摩高校を志望校として意識し始めました。12月に入ってから学校説明会に参加した際に楽しそうな雰囲気を知ることができた事と、自分が通学しているイメージを掴むことができたので志望校に決定しました。併願校としては内申点で合格できる高校と志望校とほぼ同じ偏差値の高校をオープン受験しました。
── 試験会場の様子や実際に入試を受けてみていかがでしたか。
併願校のオープン受験では全県模試を受けた時と同じようなピリっとした緊張感のある空気を感じました。公立高校の検査日は緊張していましたが、席のまわりに同じ中学の同級生が複数いたことで適度な緊張感を持って受験できました。特色検査の日は会場に向かう交通機関がトラブルで全線停止してしまい、一緒の中学から同じ電車で向かった数人と3時間遅れで会場に到着したこともあり、開き直った気持ちで受験できました。特色検査の問題は難しかったですが、基礎知識の組合せとなっていたので分かる問題を確実に解きました。
── 後輩へのアドバイスをお願いします。
志望校を決めたら「絶対に合格する!」という強い気持ちと諦めない意志が大事です。判定が厳しくて迷いが出ても逆境に負けず、時間を大切に学習し続ければ結果につながります。頑張った分だけ入試当日の自信になります。「努力は人を裏切らない」です。頑張ってください!
海帆 勇輝さん(川崎市立菅中学校卒業 県立新城高校へ進学)

将来僕は外国の方と交流できるような仕事に就きたいと思っています。そして日本のことをもっと世界に発信していきたいです。そのためには英語を実用レベルまでにすることはもちろんのこと、日本についても深く知る必要があります。高校では中学以上に英語に力を入れたいです。
── 勉強や勉強方法について工夫したことをありますか。
勉強や読書のための時間を必ず予定に入れるように心がけました。予定を入れていないとスマホやゲームに気が向いてしまうため、朝のうちにその日寝るまでのスケジュールを全て決めていました。その際に気持ちが集中できない時間(僕はご飯の後と寝る前でした)を考え、その時間は自分の得意科目をやるようにしていました。また、自粛期間中にインターネットを使って様々な勉強方法を見つけ長い時間をかけてどれが1番自分に合うかを検証しました。短い時間で効率よく勉強することは長い時間ダラダラと勉強するよりも何倍も価値があることを知り、短い時間にどれだけ質の良い勉強をするかということを常に意識していました。30分集中して5分休憩するというサイクルを繰り返す勉強方法が合格に繋がったと思います。他にも常に勉強のことを意識して生活するようにしました。例えば、部屋のドアに貼った問題を出入りする度に解く、YouTubeなどでCMが入った時は問題集の問題を1つ解くなど、ルールを作り勉強から離れないようにしました。
── 苦手科目への取り組みを教えてください。
僕は数学が苦手でした。特に全県模試の図形問題では大問をほとんど失点していました。そこで僕は図形問題が得意な友達に分からない問題を教えてもらうようにしました。教えてもらう前に必ずなぜその考えに至ったのかを聞くようにしました。すると友達は「この図形はこの考え方」と教えてくれました。それからは図形と解き方が結びつくようになり、それまで複雑だった問題がとてもシンプルに見え、得点もグングン伸びていきました。
── 後輩へ一言お願いします。
高校受験で全てが決まるわけではありませんが、受験で得た知識、習慣、感覚はきっと一生武器になると思います。周りの人への感謝を忘れずに当日まで走り切ってください!
中村 仁美さん(横須賀市立鴨居中学校卒業 県立横須賀高校へ進学)

将来の夢は決まっていないのですが、今できる自分の精一杯を高校生活にぶつけていきたいと思います。その中のひとつに勉強があります。
── 勉強への取り組みはどのようにしてきましたか。
目標を夢や憧れで終わらせるのではなく達成することを当たり前に考え取り組みました。教科ごとの特性を活かし計画を立てました。国語は漢字や古語などの暗記系と文章問題、記述問題のそれぞれに割く時間を分け、記述や文章に特に力を入れ繰り返し問題を解くことで自分の“使える技”を身に着けることを意識し演習しました。数学は問題を解く方法やあやふやになりつつあった公式を覚えなおす暗記系は短時間に、時間の90%はハイレベルな問題に取り組み入試本番で時間が足りなくならないように時間を計測し、スピードにも磨きをかけました。英語は単語や熟語の暗記よりもやはり問題集を解くことに重点を置きました。また、長文などでよく出る単語はたとえ習っていなくても覚えることで速読へつなげました。理科は暗記が重要に思えましたが、暗記は大前提にあり、重要なのはその覚えた知識を使って計算問題や実験の問題などを速く正確に論理的に解くことだと思います。ほかの教科同様、問題演習をいかにこなすかだと思います。唯一、社会は暗記に重点を置きました。歴史は自分でパソコン上に年表を作ることで、紙に書くよりも付け足しやすく効率がいい方法で全範囲を網羅しました。地理は問題集をこなしながら気になるポイントごとに意欲的に調べることで覚えていました。公民は複雑な内容が多かったので自分でまとめつつ暗記を繰り返しました。また、公民の場合は出題の方法によっても正答率が変わりやすいのでやはり演習は必須です。
── 高校受験についてどのような考えを持ちましたか。
勉強も部活も違うように見えてどちらも根本は同じだということを実感しました。私は陸上競技部に所属していました。入試に向けて勉強を重ねていくこと、模試で力を試し自分自身を見つめて分析することなどは、陸上で例えれば試合に向けて練習と調整を繰り返し、試合結果や記録から自分の走りを見つめることと同じだと思います。そういった中に常に必要な心の面で大事なことはどちらも一緒だと気づきました。そういったことを実感していたことで入試本番に「試合と同じだ。緊張を楽しむ。」と考え、とても落ち着いて自分の120%の力を出すことができました。
── これから受験を迎える後輩へメッセージをお願いします。
受験勉強はつらいものだという考えを捨てれば、受験生活はこの上なく楽しいものになると思います。楽しいことならひたすら続けることもできるし結果もついてきます。ですが、やはりそうもいかないこともあると思います。むしろそのほうが多いかもしれません。そんな辛いときには少し休んでみてください。頑張ることの意味なんか考えなくていいので、自分が目標としていることを思い出し、ただひたすら問題を解いてみてください。気づいたら夢中になっている自分がいるはずです。
國永 新さん(横須賀市立大矢部中学校卒業 県立横須賀高校へ進学)

将来の夢は未定ですが何か研究をするような仕事をしてみたいと考えています。
── 受験に対してどのような準備をしましたか。
僕は中学3年間塾に通っていませんでしたが、合格することができました。友達からは塾に行っていないことを驚かれたこともありましたが、やることをきちんとやれば塾に通わなくてもいいと思います。自分のペースで自分のできないところを集中的に学習でき効率的ですが、何もしなければ成績は下がるばかりです。全県模試では多くの人が受験するので、志望校の中で自分がどの位置にいるかを確認できました。1回1回の模試で次回は何点取るなどの目標を決めると次の模試までの計画が立てやすかったです。また、合格点まであと何点との表示があるのでそこも参考に学習をすすめました。
── 具体的な学習方法について教えてください。
教科により変わりますが、国語や英語は練習量が大事だと思います。国語の問1、問2、問5、英語の問2~問5は少し練習すれば得点力になるので、しっかり練習するといいと思います。また国語や英語に限らず、問題ごとの時間配分を決めておくのも大切だと思います。理科と社会は教科書の暗記と、目の前にある問題に覚えた知識でどう対応するか応用力が大切です。僕の理科の先生は教科書を5回読むようにと言っていました。教科書に無駄なことは書かれていませんし、入試問題は教科書から出題されます。歴史は時代ごとに起きたことを説明できればいいと思います。社会の入試では何年から何年までに起きた出来事を選択したり、起きた順番を並べたりする問題がよく出題されます。少なくとも教科書に載っている出来事の年号は覚えておくべきです。地理は、地域別の特色やその地域の雨温図、農作物、気候を覚えたらいいと思います。数学は問題集を練習しました。
── 受験生へ一言。
入試本番まで頑張ってください。
田中 一花さん(横浜市立浜中学校卒業 県立追浜高校へ進学)

将来は小学校の先生を考えていますが迷いもあるので納得した道に進めるように色々と経験したいです。文武両道を校訓としている追浜高校では毎日コツコツと勉強するのに加えて中学から続けているバドミントンでより良い結果を残せるように努力していきたいです。
── 全県模試をどのように学習に活かしてきましたか。
私は中3のときに初めて中学校の廊下に貼られている全県模試のポスターを目にしました。その時は9月で周りも受験ムードが漂っていたので自分の力試し程度で一切勉強せずに受けました。模試後は間違えた問題を全て解き直す余裕は無かったので、正答率が50%以上の問題で間違えた問題の解説を見ながら自分なりの言葉でルーズリーフにまとめていきました。さらにそのルーズリーフを教科ごとにまとめ、次の全県模試の前に見直すようにして2度は間違えないようにしていました。
── 自宅での学習はどのようにしてきましたか。
私はバドミントン部に所属しほぼ毎日練習があり、部活が終わると家に帰りすぐ寝てしまうという日々だったため、家での勉強は全く出来ずにいました。そのため授業中に覚えるようにし、定期テスト1週間前にはそれまでの復習をしてのぞみました。とにかくやれるときに出来ることを精一杯しました。個別指導塾に通っていたのですが、新型コロナウイルスの関係で12月の冬季講習から全ての授業がオンラインになりました。そのため家での学習が多くなり全く集中ができなかったのですが、“今日のノルマ”というものを決めてそれだけをやり、達成したら好きなことをするというように過ごしました。そうすることで、あまりストレスというものを感じることなく自分のペースで進めることができました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
私は周りの人よりも圧倒的に勉強量が足りなかったのですが、それでも模試は必ず受けて会場の雰囲気や問題に慣れることに努めました。模試の解き直しをすることで傾向を掴むことができるので、模試を受けることとその後の解き直しをすることに対して全力で取り組んでください! 頑張ってください!
谷口 なな子さん(横須賀市立坂本中学校卒業 県立横須賀大津高校へ進学)

夢は幼稚園の先生になる事です。高校では勉強も頑張りながら行事と部活を全力で行っていきたいと思っています。泳ぐことが好きなので水泳部か、中学校で続けてきた剣道部に入ろうと考えています。
── 中学校生活や学習の様子を教えてください。
中1から学校の定期テストで良い点がとれるようにコツコツ勉強をしていましたが、受験勉強としては3年生の4月くらいから始めました。母より集中して勉強するためには睡眠をしっかりとる事が大事だというアドバイスをもらっていたので、毎日12時までには寝て7時に起きるようにしていました。コロナの影響で部活が秋まで長引いてしまい、勉強との両立が大変でしたが、自分が志望校に通う姿を想像して勉強していたので頑張る事ができました。通信教育を3年間続けていて、間違えた問題は解答を見て理解するように努力をしたうえで、それでもわからない時は学校の先生、友達、両親に教えてもらいました。平日は毎日学校帰りに、休みの日は朝からずっと図書館で勉強しました。
── 神奈川全県模試を受験勉強にどのように活かしてきましたか。
私は塾に通っていないため自分が持っている力はどのくらいでどのくらいの位置にいるのかが全くわかりませんでした。全県模試は親からの勧めにより中2の夏に初めて受験しました。結果が戻ってきた際、自分の苦手なところと得意なところが浮き彫りになりました。志望校に合格するにはどこをもう少し頑張ればよいのか考えることができました。理科は暗記の教科と思っていましたが思うように得点できず、模試を受けることで、理科は理解しないと得点に反映しないと気付き、改めて参考書などを読み理解に努めました。中3の12月の模試では志望校合格可能性が95%以上となり、頑張りが結果に表れてきたと感じました。全県模試では大勢の知らない人達が集まり、広い会場で行うことができるので本番さながらの体験をすることができました。
── これから受験を迎える後輩にメッセージを。
受験勉強がつらくて投げ出したくなる時もあるかと思いますが、毎日コツコツと継続することで少しずつ力はついていきます。「自分はできる」と信じて最後まで頑張ってください。
川嶋 優音さん(横須賀市立神明中学校卒業 県立湘南高校へ進学)

将来の夢は教師になることです。私は国語が好きなので、日本語の楽しさや面白さを伝えられるような人になりたいです。
── 全県模試を受験勉強にどのように活かしましたか。
私が初めて全県模試を受けたのは学校から配布されたチラシで申し込んだ時でした。塾に行っていなかったので自分の力がどのくらいなのか知りたかったからです。コロナ禍ではありましたが、在宅受験で落ち着いて受験することができました。全県模試は規模が大きいため、順位や偏差値が志望校を決定する上でとても参考になりました。また、全県模試は、毎月のように開催されるので自分が伸びてきた部分や逆に努力すべき点を比較することができ、勉強に役立ちました。また、結果と一緒におまけ問題もついてくるので、すぐに復習して苦手を残さないようにしました。
── 中学校生活について教えてください。
中学ではサッカー部でしたがコロナの影響で公式戦がなくなり8月の終わりに引退することになりました。副部長を務めていたこともあり少しでも部活を優先させたかったので塾には夏季講習まで行きませんでした。家では集中できないので学校を中心に勉強を続け、学校の先生がたの協力を得ることができ成績も伸びていきました。苦手科目の社会は直前に1問1答を繰り返し行いました。湘南高校は図書館に自分が好きな本がたくさん蔵書されていること、藤沢駅近くに大きな本屋があり好きな本がたくさん読める環境であることで志望校としました。
── 後輩へ受験に向けてのアドバイスをお願いします。
頑張り過ぎないことです。私の友達は夜更かしを何日も続けて体調を崩してしまいました。不安なのはわかりますが、自分のペースに合わせて無理しないことが大切です。模試で高得点をとることは目標ですが目的ではありません。目的は入試で合格することです。模試の結果は励みなり自信につながります。ぜひ努力を続けて頑張って下さい。
本木 冴さん(座間市立相模中学校卒業 県立藤沢工科高校へ進学)

僕の将来の夢は建築関係の仕事に就くことです。僕は子供の頃から物作りや分解などが大好きでした。横50cm高さ150cmの本棚を作ったりもしました。僕たちが生きるために必要な住む場所や働いたりするところを作るということに携わりたいと思っています。
── 受験勉強をどのように進めてきましたか。
僕は塾には通っていませんでした。大学2年の兄に勉強を見てもらい学習のアドバイスを受けていました。英語と社会が特に苦手で、この2教科は本当にやる気が出ませんでした。その苦手教科を少しでも出来るようにするために、まず1日15分集中的に時間を取り勉強することにしました。苦手教科に長時間取り組んだところですぐにダラけるからです。2教科で30分ですから無理なくできました。
── 神奈川全県模試への取り組みはどのようにしてきましたか。
僕が神奈川全県模試を受けたのは学校の成績だけでは自分の実力が判断できないと思ったからです。学校で全県模試のチラシを貰い、友達もこの模試を受けると言っていたので僕も受けてみようと思いました。模試を受験後はテストの見直しをしました。どの部分が間違えやすくてどんなふうに間違えたのかなど解説を見ながら確認します。その後、もう一度模試に取り組みます。再度間違えたところを確認します。それができたら全県模試の結果の後ろにある「得点力UP問題」の問題を解きました。
── 志望校決定や受験について教えてください。
秋の学校説明会にいくつか参加するうちに工業高校へ進学したいと思うようになりました。僕は追い込まれないと勉強をしないと考え、公立高校を単願で受験しました。無事合格できて本当に安心しました。
── これから受験する後輩へ一言!
高校受験は大変だけれど一生懸命にやれば努力は報われると思うのでがんばってください!
林 真生さん(上越市立中郷中学校卒業 県立小田原高校へ進学)

たとえ短い期間であっても今ある時間を大切にして過ごしてきました。高校生活も友だちと楽しんで過ごしてゆきたいです。
── 県外からの受験となりましたが、受験対策はどのようにしましたか。
3年生の秋に新潟県から神奈川県へ引っ越しすることが決まりましたので、それから神奈川県の入試に向けて学習を始めました。入試で面接や特色検査があることを知り不安は大きかったですが、自分が興味を持った高校はどのくらいの学力の人が志望していて、合格するためにはどのような学習が必要なのかを知るために、第4回神奈川全県模試から自宅で参加してきました。全県模試の結果では、偏差値や自分が苦手としている単元などがよく分かり、どこを重点的に学習するか、偏差値をどれぐらい上げていくかなどといった具体的な目標を立てることができ、より効率的な学習ができました。冬休み前の模試の結果が下がりとても落ち込みましたが、冬休み中にしっかりと学習することで、最後の模試ではそれまでと同じぐらいの成績を取り戻すことができました。
── 中学校生活と学習への取り組みについていかがでしたか。
私が所属していた吹奏楽部は10月に定期演奏会があり、他の部よりも引退の時期が遅いので、他の人よりも学習が遅れてしまうかもしれないという不安がありました。しかし、素早く行動して時間を作りその時間に集中して学習し、部活を引退したら後悔することなく勉強に専念できるように部活に全力で取り組んだことで不安をのりこえることができ、学習に遅れをとることはありませんでした。
── これから受験を迎える後輩へメッセージを。
中学校生活はあっという間に終わってしまいます。志望校合格に向けて、少しずつ学習を積み重ねていってください。勉強することはもちろん大切ですが、かけがえのない友だちや先生との学校生活を後悔のないように楽しんで過ごしてください。
蓮見 歩さん(藤沢市立高浜中学校卒業 県立小田原高校へ進学)

私は中学3年生に上がった時に病気になりとても不安でした。そんな時に薬剤師さんが薬を処方する時に体調のことを気遣ってくれることがあり気持ちを楽にしてくれました。私もそのように子供を助けられる薬剤師になりたいと思っています。
── 受験勉強や全県模試受験について教えてください。
私が受験勉強を始めたのは3年生になってからで、初めてこの神奈川全県模試を受けました。自分がどの偏差値帯にいるかわからず志望校も決まっていませんでした。しかし全県模試を受けその結果を見ることで自分の学力を確認することができました。そこから苦手な科目や単元を認識することができ、志望校を決めることができモチベーションを上げることができました。私は塾に通っていなかったため人一倍不安がありました。なので参考書や問題集を買い自宅で勉強をしていました。模試を活用することによって効率よく勉強でき、塾で勉強している人にも負けないくらいの学力を身に着けることができたと思います。
── 志望校決定や入試当日の様子はいかがでしたか。
私は将来やりたいことが決まっていたので、そのために国公立大学に行くことを希望していました。なので、国公立大学の進学実績が良いところを志望校として考えました。小田原高校は校舎が比較的新しく、単位制など勉強するのにとても良い環境だったので志望校にしました。入試当日は友だちと一緒に行きましたのであまり緊張はしませんでした。また1日目の5科目はとても集中でき、あっという間に終わりました。問題の手応えはとてもよく高得点が取れたと感じました。また特色検査模試でよい点数を取れていたため、2日目の特色検査では苦手意識を持つことなくのぞむことができました。特色検査は難しいですが、得点できる問題もあるので苦手意識をなくすことが大切だと思います。
── 受験生の皆さんへアドバイスをお願いします。
神奈川全県模試を受ける人は塾に通っていない人も多くいると思います。だからと言ってそれが不利になるわけではないと思います。自宅での勉強や全県模試を活用することで確実な学力をつけられます。なので皆さんも受験勉強を頑張ってください。
新倉 楓萌さん(平塚市立旭陵中学校卒業 県立平塚江南高校へ進学)

高校でも勉強も部活もどちらもおろそかにならないように頑張りたいです。中学時代から続けている吹奏楽部に入りたいと考えています。
── 受験勉強へはどのように取り組んできましたか。
高校入試を意識して受験勉強を始めたのは夏休み頃です。周りの空気がどんどん変わり始めて少し焦りました。私は文化部で引退がほかの部に比べて遅かったので、部活があるときは短期集中型にしていました。家に帰ったらすぐに机に向かうようにし、スマホは部屋に持ち込まず、スマホを触っていたら家族に協力をお願いして声をかけてもらうようにしました。普段は朝6時ごろに起きて夜10時半ごろに寝ましたが、部活を引退してからは勉強時間を増やし、朝も勉強するように心掛けました。勉強に集中できないときはラジオ体操をしました。一度、気分転換にYouTubeを見たのですが、時間があっという間に過ぎ後悔しました。好きな本を読むこともありましたが、その時はタイマーを付けて読みすぎないようにしました。なかなか点数が伸びず悩んだときは家族に相談しました。相談することで自分を応援してくれる人がいるからと前向きになれました。受験勉強を通して忍耐力や分析力がつきました。何度も何度もくじけ嫌だなと思っても「こんなんじゃだめだ!」と反省し、目標に向かって頑張ることができました。
── 神奈川全県模試受験について教えてください。
神奈川全県模試は中3の夏に学校で配られたチラシを見て知りました。通っていた塾で模試を受けたことがありましたが、神奈川全県模試は県内最大級の合格判定模試でしたので、県内という広い視野でみると自分はいまどこの位置にいるのかということを知るために受験することを決めました。本来は広い会場で緊張感を体験しておくという目的もありましたが、コロナウイルス感染拡大の影響を考え、自宅受験を選択しました。
── 志望校について考えたのはいつ頃ですか。
志望校について考え始めたのは中1の終わり頃です。中3の先輩方が高校に受かったという話を聞いたことで少し興味の湧いた高校を調べるようになりました。随分前から平塚江南高校が良いと思っていましたが、最終的に志望校を決めたのは中3の秋です。志望校を自分で決めることで合格するために勉強をやらなければという責任感が出ました。
── 入試当日の様子についてお願いします。
試験当日の朝は高校行きのバスを待っているときから緊張していましたが、試験会場では同じ中学の人が多くいたので安心感を持てました。面接試験は前日に練習していましたが、面接の順番が近づくにつれて緊張は高まりました。練習してきた質問がほとんどでしたが、さらに踏み込んだ質問をされたときは少し固まってしまいました。脳をフル回転させて、たとえ文章がおかしくても言いたいことが伝わるようにと思いながら話しました。体格の良い先生がいて少し怖かったです。発表日までは今まで我慢してきたテレビを見て、ゲームを好きなだけしました。webサイトでの発表は家で見ました。すぐに結果を母に伝え、とても喜んでくれて嬉しかったです。
── 最後に受験生へ一言。
やればやるだけ力はつきます! 自分を信じて頑張ってください!
鈴木 椋さん(秦野市立本町中学校卒業 県立海老名高校へ進学)

将来、自分がどのような職業に就きたいなどの具体的なことは決まっていません。高校では様々なことに関心を持つことから始め、将来の目標を決めていきたいです。
── 中学校生活や受験勉強について教えてください。
中学では委員会活動に本気で取り組みたかったので3年間部活には入りませんでした。朝は5時に起きて1時間ほど勉強した後、朝ごはんを食べて登校していました。また、睡眠は大事だと言う両親のアドバイスに毎日12時前には寝るようにしました。そうすることで授業に集中して取り組め、朝が早い入試本番に合わせて頭を覚ますことができたので続けていてよかったです。塾や通信教育は特に活用しませんでしたので、学校から帰宅して夕飯を済ませた後、自宅で午後9時から12時までの3時間勉強をしていました。また、集中力を切らさないように音楽を聴き、YouTubeの学習動画を見ながら勉強していました。委員会活動で人の前に立つことが多かったため、面接の練習は特別に行う必要はありませんでしたが、先生に1回だけ本番同様の面接練習をしてもらいました。
── 神奈川全県模試を受けどのように活用しましたか。
全県模試は学校から配布されたプリントや友達が塾で受けているという話を聞いて知り、自分が今どのぐらいの位置にいるのか知るために受けました。全県模試の合格判定表には、自分の弱点や美点、合格の可能性など詳しく記載されていて、複数回受けることで成績の上がり下がりもよくわかるため勉強へのモチベーションを保つことにつながりました。模試で解けなかった問題は忘れた頃に再度解くようにし、自分の苦手な分野をその都度克服していました。
── 志望校決定や実際に入試を受けてみていかがでしたか。
私立、公立高校ともに学校説明会や文化祭にはいきませんでしたが、公立高校は全県模試の結果より考えました。併願の私立高校はその学校を併願している友達がたくさんいたことや実際に通っている先輩の話を聞いていたため決めました。入試当日の朝は少し緊張していましたが、中学受験を経験していることや一緒に受験する友達がいたこともあり徐々に落ち着きました。今年の合格発表はインターネットでの発表でしたので、発表直前まで友達とメールでやりとりしながら待ち、発表での第一声は「よし!合格!」でした。
── 受験生へ一言お願いします。
毎日集中して勉強することが何より大事ですが、時にはしっかりと休憩を取ることも大切です。体調に気をつけて最後まで頑張ってください。
長倉 百桃さん(海老名市立大谷中学校卒業 県立綾瀬西高校へ進学)

将来、海外ボランティアなど人の役に立つ活動を考えているので、高校で福祉を学び将来の活動に活かしたいです。
── 受験勉強ではどのような工夫をされましたか。
私は中3の期末試験でやっと勉強をするようになり、期末を終えた後はそのままの勢いで受験勉強にシフトチェンジしました。家ではあまり集中できないので学校から帰宅後はすぐに文化センターの学習室で勉強していました。ですが、今年はコロナの影響で5時半までしかセンターが利用できず、その後は塾で勉強するようにしました。受験勉強をしている中で私は理科、社会の暗記強化に苦戦しました。単語カード、暗記シートなど自分に1番合う方法を探しました。お風呂では歴史解説動画を見ることもありました。暇さえあれば学習の時間に費やしました。モチベーションが下がり集中できないときは、合格して喜ぶ自分の姿や高校生になった姿を想像し乗り越えていました。私は受験勉強を始めてからゲームを消しスマホをあまり使わなくなりました。当時は本当にきつかったけれど、今では過去の自分をほめてあげたいです。受験期間はメリハリをつけられた良い経験でした。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか。
全県模試は塾で初めて受験しました。結果がとてもひどく、次は数学の問1~3は絶対に失点しないように念入りに学習し、得点できる問題は絶対に落とさないという精神で点数を伸ばしました。全県模試の結果はとても分かり易く自分の欠点がわかるので、結果を参考にして学習を進めました。志望校は少しでも上を目指したいと思い12月頃に綾瀬西に決めました。説明会に参加して自分に合っていると思い最終決定しました。
── 後輩へ一言お願いします。
受験期ではマイナス思考になったりしますが、1秒1秒を大切にして過ごしてほしいです。
井上 貴裕さん(相模原市立清新中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

機械をいじるのが好きなので、将来は機械系の仕事に就ければいいなと思っています。そのために、理系、工学系に力を入れている大学に進めるように勉強を頑張っていきたいです。
── 受験勉強ではどのようなことに苦労しましたか。
やりたいこと、覚えたいことが多すぎて何から取り組めばいいのかわからず、何かをしていても「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と思い、集中して取り組むことが難しかったです。そのため、覚えることやするべきことを紙に書きだし、ひとつずつ片付けるという方法をとりました。ほかにもどれくらい勉強したらいいのか、時間の配分はどうするかなど勉強の進め方にとても悩みました。
── 全県模試の会場受験は本番に活かされましたか。
とても活かされたと思います。模試も最初のころは緊張しましたが、何回も受けるうちに落ち着いて解けるようになりました。模試会場の雰囲気に慣れることで、入試当日も全く緊張せず意外なほどに落ち着いて受けることができました。緊張した状態で問題に取り組むとミスも生まれやすくなるので落ち着くことはとても大切なことだと思います。全県模試を何回も受けておいてとてもよかったと思いました。特色検査は塾の対策講座を受け自分で対策したり過去問を買ったりはしませんでしたが、最低限過去問と解き方は確認しておいたほうがいいと思います。
── 入試当日の様子や特色試験はいかがでしたか。
試験会場では同じ中学校の人たちは近い受験番号だったのか近くに居たため意外と緊張感がなく、友達同士で知識の最終確認をしたり心を落ち着かせたりしていました。休み時間には監督の先生と楽しそうに話している人もいました。特色検査当日も周りの人たちは直前まで過去問を見たり、友達同士で解き方の確認をしたりしていました。
── 後輩のみなさんへアドバイスをお願いします。
だらだらとした勉強は効率が悪いだけでなく時間を無駄にします。集中して勉強すれば短い時間で多くのことを吸収できるし、余った時間は休憩に充てられます。自分がやらなければいけないことをしっかりと決め、やるときはやる、休む時は休む、とメリハリをつけライバルとの差をつけてください。
跡治 晴美さん(相模原市立由野台中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

小学校の先生が楽しそうに仕事をしているのを見て憧れました。特に音楽の先生が何度も私が伴奏のオーディションに挑戦する努力を認めて下さりとても嬉しい経験をしました。私もその先生のような生徒の努力を認められる小学校の音楽の先生になりたいと強く思いました。私は生徒に、教科学習以前に人間として大切なことを教えられるようになりたいと思っています。
── 受験勉強や神奈川全県模試受験について教えてください。
私は塾に通っておらず、通信教育を活用して学習をしていました。ですから自分の実力を知るために全県模試を受験しました。模試の結果を見て、それで終わりにはせず、何故間違えたのかを自覚し、解き直しをすることで苦手を減らしていきました。私の志望校は内申点を重視する学校でしたが私の内申点は充分ではありませんでしたので、当日の得点で補う必要がありました。そこで、以前から苦手だった歴史を克服することで得点力を上げようとしました。姉に問題集と参考書を選んでもらい何回も繰り返し解くことで理解が深まり、得点がぐんぐんと伸びていきました。
── 実際の入試はいかがでしたか。
県立高校の学力検査当日はとても緊張しました。試験会場には早めに着いていたため心を落ち着かせることに時間を使いました。そのお陰か、試験問題は落ち着いて解くことが出来ました。苦手だった社会は9割以上をとることが出来ました。合格発表の日の朝、私はとても不安になったのですが、結果を見て安心しました。その日は一日中、合格した喜びを噛みしめていました。
── 受験生の皆さんへメッセージをお願いします。
高校入試は中学1年生からが勝負です。1年生の時から、どの教科にも真剣に取り組んでください。私は内申点の不足に悩んでいました。ですから皆さんにはたとえ苦手な教科でも一回一回の授業に一生懸命取り組んで欲しいと思います。また、力は最後の最後まで伸びます。私は「入試直前Web判定模試」でも良い結果が出てたので自信を持って試験に臨めました。どうか最後まで諦めずに全力で走ってください。
木村 哲也さん(茅ヶ崎市立中島中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

甲子園で野球の試合をすることが夢です。また将来は野球関係の仕事に就きたいです。高校生活も野球中心で頑張ります。
── 全県模試を受けてみていかがでしたか。
全県模試は3年生になると毎回受けていました。全県模試は入試と同じような問題に慣れるという点や緊張感をもって取り組めるという点が非常に良かったです。さらに、第1志望の高校で自分が今どのくらいにいるのか分かり、解説も丁寧に記載されていて入試に向けて大きく成長できるものでした。それぞれの教科で基礎か応用のどちらを中心に勉強すべきかを全県模試の結果を参考に計画しました。また、志望校について具体的に考えられたのでより合格へと近づくことが出来ました。
── 受験勉強についてはいかがでしたか。
勉強に真剣に取り組み始めたのは3年生になってからです。毎日の長時間の勉強に慣れていなかったため、徐々に時間を伸ばすようにしました。平日は平均4~5時間、休日は8~9時間勉強しました。長時間の集中力を保つために1時間おきに少し体を動かしたりして気分転換をし、ぼーっとする時間をなくしました。暗記系は寝る前に見たり書いたりして、起きたらすぐに寝る前に覚えたことを確認するようにしました。入試まで残り1、2週間という時期には新しい問題には手を付けず、それまでの学習内容の確認をしました。
── 相模原高校を志望した理由を教えてください。
志望校として好きな野球ができるところを第1段階で絞りました。次に野球を充実して行い、且つ十分に勉強ができるところを探しました。そして通いやすさを考えました。これは距離ではなく移動手段を含めた通学を重視して考えました。この3つの条件が揃っていたのが県立相模原高校でした。併願校も同じように探して決め、オープンではなく内申確約で受験しました。
── 受験生へアドバイスをお願いします。
受験勉強は気持ちで大きく変わってきます。常に自分の行きたい高校を思い描けばやる気もでてきます。気持ちで負けないためにも、得点を上げるためにも自分としっかり向き合って弱点を見つけ、克服していってください。諦めないでがんばれ!
眞嶋 瞳さん(相模原市立清新中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

将来は薬剤師になりたいと思っているので、高校では数学と理科の実力をさらに上げたいです。
── どのように受験勉強を進めてきましたか。
私が受験勉強を意識し始めたのは中3の春でした。その頃はコロナの影響で学校も塾も休校になっていたので、学校から出た宿題や通信教育を活用して勉強していました。その後塾のズームを使った授業で中3の勉強や中1や中2の復習もするようになりました。勉強に集中できないときはクラシック音楽などの集中できる音楽を聴いて勉強を続けました。
── 神奈川全県模試の活用方法や志望校決定について教えてください。
私は全県模試を学校からのチラシで知り受験しました。中2まではすべての回に参加し、中3では8月以降に3回ほど受験しました。模試の前は特に対策はせず、模試を受けることで自分が理解できていないことを知ることを目的としていました。複数回受験することは、自分がどれだけ実力をつけてきているのか、反対にスランプに陥っているのかを知るために必要だと思います。志望校自体は中学に入った時から考え始めていてある程度は決まっていましたが、最終的に決定したのは中3の秋頃だったと思います。学校説明会で先輩方がキラキラしていたので自分もこの学校に入りたいと思いました。
── 試験当日の様子はいかがでしたか。
試験当日の朝は特に緊張していなかったのですが高校へ行く途中から緊張が始まり、その緊張を英語にも引きずってしまいました。なので、いつもよりミスをしてしまったかなと思います。2時間目からの国語や数学はいつもと変わらず落ち着いて受けることができました。昼食時におなかが痛くなり、午後の理科と社会では十分に力を出せませんでした。
── 最後に受験生に一言お願いします。
受験勉強は根を詰めすぎてはよくないので、1日に1時間程度はリラックスして自分の好きなことをする時間を作ったほうが良いと自分の経験から感じました。
鶴田 美樹子さん(相模原市立緑が丘中学校卒業 県立相模原弥栄高校へ進学)

将来は農業に携わりたいと考えています。そのために高校では生物や経済について学びたいと思います。将来の夢が変わる可能性は大きいですが、どのような夢を持ったとしても全力でその夢を叶えたいと思います。
── 中学校での学習をどのようにしてきましたか。
3年生の授業が始まり、受験生という意識も高まり徐々に家庭学習を増やしていきました。私は塾に行っていなかったので、毎朝5時に起きて勉強するようにしました。そうすることで、午前と午後で勉強時間のバランスがとれ、朝には前日の復習、午後には問題をたくさん解くなどきちんと区別することができました。このように学習を続けることで、今まで面白いと思えなかったものが面白いと感じるようになりました。中でも歴史は2年生の頃まではまったく興味がなく、人物名すら覚えては忘れ覚えては忘れの繰り返しでしたが、受験勉強で年号や人物名など覚えていくうちに歴史が面白く感じられるようになりました。このように勉強を少しでも楽しいと思えるようになったことは大きな成長であり、とてもよかったと思います。英語は中1の最初の定期テストで平均点以下でしたが、中3の最後の定期テストでは90点以上をとることができました。小テストの音読テスト、単元テストにも力を入れるようにすることで単語を覚えるようになり、文章題に出てくる単語の意味がわかるようになりました。また問題集を繰り返し解き、リスニングテストの練習も繰り返しました。
── 志望校についてどのように考えましたか。
私は2年生の終わりごろから相模原弥栄高校に行きたいと考えていました。今年はコロナウィルスの影響で文化祭に行けませんでしたが、オープンスクールなどに参加し、実際授業を受けてみてから志望校として最終決定をしました。
── これから受験を迎える後輩へ一言!
来年や再来年に受験が控えている皆さん、受験が近づくにつれいろいろな気持ちが芽生えてくると思いますが、時には息抜きとして自分の好きなことをし、気持ちを落ち着かせて見るのもいいと思います。これから頑張ってください。
北島 賢吾さん(相模原市立田名中学校卒業 県立麻溝台高校へ進学)

将来は、医学関係の仕事に就きたいと思っています。高校では行事を楽しみながらも理系での勉強に力を入れたいです。
── 神奈川全県模試をどのように学習に活用しましたか。
神奈川全県模試は学校から配布されたプリントを見て受けてみようと思いました。実際に受けてみて全県模試の問題は難易度、出題形式等が入試に近いので良い経験になりました。私は初めて模試を受けたとき得点できませんでした。しかし、その後返ってきた問題を見直し、模試の問題の特徴を理解し対策を考えながら勉強することで、次の模試では前回解くことができなかった問題を解くことができました。模試を受ける上で大切なことは受験後の見直しだと思います。また、模試を受けることで、入試本番の時間配分や5教科続けて試験を受けることの大変さなど、私が考えていなかった入試でのポイントを知ることができました。
── どのような点を工夫して学習を進めましたか。
私が受験勉強で工夫した点はとにかく全県模試や過去入試問題集を利用することです。入試の問題には、新しい形式で出題されるものやこれまでの問題と同様の形式で出題されるものもあります。これまでと同様ものは過去問を演習していれば解き方がわかります。問題の解き方がわかり日々の授業や勉強で鍛えた知識があれば答えを導くことができます。私が勉強をするうえで大切にしたのは模試や過去問から学べる問題の解き方です。特に苦手な数学は中学1年から3年の教科書やノート、ワークに取り組み、その後過去問や模試を受けることで実力を伸ばしました。
── 志望校決定の際のポイントを教えてください。
麻溝台高校には大学との高大連携講座など交流プログラムがあり、大学の授業を間近に体験できることに魅力を感じ、先輩方の活気ある姿に楽しく有意義な高校生活を送れそうだと思い志望校に決定しました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
受験生の間は1日に何時間も勉強をし、遊ぶ時間はほとんどなく本当に大変でした。しかし、勉強を頑張った分、志望校に合格したときはとても達成感を味わうことができました。皆さんも志望校合格を目指して頑張ってください。
御手洗 花菜さん(相模原市立上溝中学校卒業 県立上溝南高校へ進学)

中学ではギター合奏部に所属し大会にも出場していました。高校でもギターを続けて頑張り、将来はギターに関わる仕事に就きたいと考えています。
── 毎日の勉強について教えてください。
3年生になって受験を意識するようになってからは、平日は毎日朝に30分から1時間、夜に2時間から3時間くらい勉強していました。朝は少し早く起きるようにして学校指定のワークを進め、夜は通信教育の教材や過去問題集を使って学習しました。休日は午前・午後それぞれ3時間から4時間くらい勉強し、通信教育や模試の結果を活用して苦手対策に力を入れるようにしていました。何時間も続けて勉強すると集中力が切れてしまうので、1時間ごとに5分ほど休憩をとって集中力を保つようにしていました。
── 神奈川全県模試をどのように活かしてきましたか。
神奈川全県模試を受験した理由は学校の定期テストと違い出題範囲が広いからです。範囲が広いと多くの単元の問題が出題され、内容によっては結果が大きく変わる可能性があります。自分の苦手な単元を知るために出題範囲の広い模試を受けたいと思いました。模試で間違えた問題や解けなかった問題は、解説を読み何度も解き直しするようにしていました。そしてそのような問題を理解できているかを確認するために模試を複数回受験しました。何度も受験することで結果を比べることができたのもよかったです。
── 入試当日の様子はいかがでしたか。
試験会場の外や廊下はざわついていて緊張感はありませんでした。友だちと話して緊張をほぐしたり励まし合ったりしている人が多かったです。ですが、教室に入ると緊張した空気に包まれ、みんな自分の席に座り勉強していました。試験と試験の間も、昼食以外はほとんどの人が勉強していました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
「この高校に行きたい」という強い気持ちがあれば、勉強は自然に頑張れます。まずは本当に行きたいと思える高校を見つけてください。ただ、頑張りすぎては疲れてしまいます。「頑張ること」と「息抜き」のバランスを保ちながら高校合格を目指してください。
於茂田 優生さん(相模原市立緑が丘中学校卒業 県立上溝高校へ進学)

私はこれまで何事にも積極的ではなかったので、高校ではいろいろなことに挑戦して成長したいと思っています。卒業後は就職も考えているので、高校3年間で学習面も生活面もしっかり学び力をつけて社会に出ようと思います。
── 神奈川全県模試を受けてみていかがでしたか。
神奈川全県模試は、中学1年生から3年生までの全ての模試に参加するように母から勧められ受験しました。受けた模試はやる気が出ず解き直しをすることもなく家にたまりましたが、受験が近づいたため問題を解くようにしました。模試を解くことで本番と同じような問題を練習することが出来ました。模試は受験が近づいた時にもう一度解いてみるというのも有効だと思うので、受けた模試は捨てずに受験勉強に使うといいと思います。また、模試会場の雰囲気も大切だと思います。私の場合、昼食後の午後は眠くなりがちで、本番でも眠くなってしまいました。午後まで緊張感が保てず蓄えた力が発揮できなかったので、入試が終わったあとは後悔と不安が残りました。丸1日集中するのは精神的に辛いですが、緊張しやすい人は特に模試を活用して鍛えるのがおすすめです。
── 中学校生活や勉強についてどのようにしてきましたか。
中学校時代は演劇部に所属していましたが、部活を2年間で辞めてしまい最後まで続けることができませんでした。部活を辞めても受験生という特別な感覚はなく勉強に集中しませんでした。3年の夏や秋までは焦る気持ちなど無く日々を過ごしていました。私は12月に高校説明会に参加してから受験生としての感覚を得ました。12月から勉強をするのは入試まで2ヶ月あるからとはいえ遅すぎます。
── 受験生の皆さんへアドバイスをお願いします。
私は部活を辞めてしまったことが面接試験で悪い印象を与えるのではないかと不安になり、もっと勉強を早く始めていれば一つでも多くのことを理解できただろうと後悔しました。なので、これから受験を迎える皆さんは少しでも勉強時間を増やし、理解できることを増やすと後々の苦労が減ります。何から勉強を始めたらいいかわからないと言う声が多いと思いますが、数学で分からない公式や歴史の出来事を覚えることから始めてもいいと思います。後悔しないためにも早めに勉強を頑張って志望校合格を目指して欲しいと思います。受験は辛いですが、私は受験後には好きなことをして楽しみました。受験生、頑張って!! 応援しています!
丸田 直輝さん(川崎市立生田中学校卒業 私立桐蔭学園高校(プログレスコース)へ進学)

将来は航空管制官を目指しています。高校では吹奏楽を続け、今まで以上に技術を身に付け、より高度な演奏ができるように頑張りたいです。
── 神奈川全県模試を受験勉強にどのように活かしてきましたか。
私は神奈川全県摸試を中学校で配られた案内で知りました。模試を受ける時は見直しのことも考えて、時間を配分してテストを受けるようにしました。摸試で間違えたところは解説を読んだり先生に質問したりしました。また、間違えていない問題についても解説を読み、自分の解き方を確認したり知識を増やしたりしました。数学では、正答した問題、計算ミス等がなければ正答できた問題、実力が足りずできなかった問題に分けました。そしてまず、正答できるはずなのに間違えた問題を次は間違えないように対策し、配点の35%位を占める基礎を固めるように努力しました。
── 勉強方法について教えてください。
私は一つの勉強方法で学習を続けるのではなく、いくつかの勉強方法を定期的に切り替えていました。中学校では吹奏楽部に所属するなど音楽が好きなので、時々音楽を聴きながら学習しました。また、難しい問題は友達と一緒に解いたりしました。勉強する気がわかないときはパソコンの学習サイトを用いて英語の並び替え問題などをしました。
── 後輩へ学習のアドバイスをお願いします。
「受験勉強!」と言って意気込むのではなく、いつものように勉強することが大切だと感じました。焦らずに自分にできる、今の自分に必要なことを一つずつやっていくとやり切ったという達成感を持って入試を終えられると思います。またテストの結果が悪くても次はよくなると考えて学習を続け、苦手なところは一つずつ丁寧に取り組んでいくことが大切だと思います。努力してやったことは必ず自分のためになるのでがんばってください!
中倉 咲和さん(茅ヶ崎市立松林中学校卒業 私立山手学院高校(特別進学コース)へ進学)

私は将来、医師になりたいと考えています。そのため高校では国公立大学医学部に合格できるような学力を身に付けつつ、行事や部活動にも全力で取り組みたいと思います。高校受験での悔しさを忘れず大学受験でリベンジできるように努力し続け、最高の高校生活を送りたいです!
── 中学校生活や学習への取り組みについて教えてください。
私は生徒会長を務め、陸上競技部の副部長を務めていました。行事や習い事等もあり忙しかったですが、何事にも全力で取り組みとても充実した3年間でした。勉強面では日々の授業を大切にし、提出物や定期テストにもしっかり取り組んでいき、3年間オール5を取り続けることが出来ました。このことは入試でも有利に働いたと思います。生徒会本部での活動も部活動も10月まであり、本格的に受験勉強をスタートできたのはその後でした。他の受験生よりも時間が少ないことは分かっていたので、得意分野と苦手分野で勉強方法や量を変え、効率的に勉強できるようにしました。過去問はもちろん、問題集でも常に時間を計って解き、時間の感覚を身に付けられるようにしました。
── 神奈川全県模試を受験してみていかがでしたか。
私は塾には通っていなかったため、模試が自分の実力や受験生の中での立ち位置などを知るための貴重な機会でした。模試会場での雰囲気はピリッとしていて本番の雰囲気に近く、その雰囲気を経験していたおかげで入試本番も落ち着いて受験することが出来ました。模試の結果には単元別の正答率推移もあり、これのおかげで自分がどの単元を対策する必要があるのかが一目で分かり、模試受験後の復習に役立ちました。
── 志望校についてどのように考えましたか。
今年は新型コロナウイルスの影響で説明会が始まるのが遅く、オンラインも多かったので少し焦りましたが、志望校は2年生の夏ごろから考え始めていたので周りよりは気持ちに余裕が持てていたと思います。最終的には3年生の夏ごろにいくつかの県立高校の説明会に行って比較し、志望校を決定しました。併願校の決定にはすごく悩み、7校程の説明会に参加しました。カリキュラムやコース、通学時間や行事、学校の雰囲気など様々な観点から考え、納得して選ぶことが出来ました。残念ながら公立高校は不合格でしたので併願校に通うことになりましたが、真剣に考えて納得して選んだ高校なのでとても楽しみです。併願校もしっかり考えておくことも大切だと思います。
── 続く受験生にアドバイスをお願いします。
受験は頑張れば必ず報われる、というわけでもなくとても厳しい戦いですが、行きたい高校があるのなら絶対に諦めないでください!どんな結果になろうと最後まで自分を信じて努力した経験は、必ず自分の人生の糧となります。ただ、「あの時もっとこうしておけばよかった…。」と後悔することは無いように、一瞬一瞬を大切に全力で受験勉強に臨んでください。時間は有限ですがその中で出来る努力は無限です。Do your best!応援しています。
小野 愛寿佐さん(ペナン日本人学校卒業 私立早稲田大学高等学院へ進学)

高校では大学の附属というところを活かし、大人になったら必要になる力を育み、将来なりたい職業の専門的な知識や技能を習得していきたいです。
── 海外からの受験ですが受験勉強や全県模試への取り組みについてどのようにされましたか。
私は中学校生活を海外マレーシアの日本人学校で過ごしました。日本の中学校のような部活動はありませんでした。日本の塾もないので放課後は中2までは友達と遊ぶことが多く、勉強は毎日の学校から課される宿題、週一の英検対策の家庭教師、通信教育のみで、自分から進んで勉強をすることはありませんでした。そして中3の春になり受験勉強をようやく開始しました。私は私立高校受験対策の勉強を中心にしていたので理社の勉強をあまりしていませんでした。コロナウイルスの影響で、学校で行う志望校判断の実力テストも中止になり困っていたところ神奈川全県模試を知り、海外からも受験可能ということで今の実力を知るために受験をしました。全県模試は入試と問題の出題形式が似ているためより本番を意識しながら解くことができました。結果が返ってきたら間違えた問題を解き直し、知識と技能、経験として身につけていきました。また、結果データも非常にわかりやすく、自分のどこがよくないのかが明確になり勉強の計画を立てることにも役に立ちました。
── 実際の受験はいかがでしたか。
受験するために中3の1月に日本に帰国し、私立高校の自己推薦入試を受験しました。試験内容は30分の面接でした。事前に提出していた志望理由書にある項目ごとの質問に答えた内容をさらに詳しく聞かれるので、準備が非常に重要でした。当日は、周りには見るからに賢そうな受験生が多く不安になりましたが、周りも今の自分と同じように不安に違いないと思うようにし、気持ちを落ち着かせました。面接ではどんな質問に対してもすぐに返答すること、大きくハキハキと話すことを意識しました。その結果、自分でも驚くくらい緊張せず、あっという間に面接が終わっていました。試験の翌日に合格発表がありました。不合格だった場合は神奈川の公立を受験する予定になっていました。ひとりで発表に行きました。時間になるとスクリーンに個人番号が表示されるという発表方法で、番号をみつけたときは本当に安心しました。
── 受験生へメッセージをお願いします。
受験勉強は自分との戦いだと私は思っています。自分の楽をしたいという欲にいかに負けずに戦い抜くことができるか、これが志望校合格へのカギだと思います。克己心も鍛えながら受験勉強を頑張ってほしいと思います。
2020年度入学
久保山 襟裳(くぼやまえりも)さん(横浜市立奈良中学校卒業 県立横浜翠嵐高校へ進学)

夢は教職に就くことです。高校では部活や行事に全力で取り組もうと思います。最近は宇宙に興味があるので天文系の学部に進みたいと考えています。
── 受験勉強や模試の受験についてどのようにしてきましたか。
全県模試は学校で配布されたチラシを見て、中1の夏に初めて受験しました。学習してきたことの力試しとして受けましたので、特に対策はしませんでした。ですから苦手な教科では失点が大きく、模試後は必ず分析して次は間違えないようにしっかり復習しました。高校入試を意識し始めたのは、一つ上の学年の先輩方の受験の頃でした。それからはゲームを止め、朝5時に起きて生活リズムを整えるようにしました。塾にも通い始めました。いままでの学習の復習や部活との両立は大変でしたが、理想の高校生活を思い描くことで頑張ることができました。それから受けた模試では得点が上がりとても嬉しかったです。全県模試は広い会場のうえ、知らない人が大勢集まるので本番に近い緊張を体験できました。
── 特色検査受験対策について教えてください。
特色検査対策としては、いろいろな問題に触れるようにしました。全県模試の特色検査対策模試を受験し、特色検査の過去問題に多く取り組みました。いろいろな分野の入門書を読み、知識を増やしたことも特色検査の学習になったと思います。
── 志望校はどのようにして決めましたか。
中3の初めに翠嵐高校を志望校として意識しました。夏休みの学校見学で自分のイメージより楽しそうな学校だと知り、志望校に決定しました。併願校は頑張って内申点を取りオープン受験せずに併願確約での受験としました。
── 実際に受験してみていかがでしたか。
試験会場の教室はとてもピリピリした雰囲気でした。私は緊張とワクワクした気持ちが混ざった変な気持ちでした。英語、国語の手応えはよく安心しましたが、数学で出題傾向が変わり焦りました。食後の理科、社会では落ち着きを取り戻しました。特色検査はとても難しかったですが、他の受験生も苦戦しているだろうと思い自分が解けるものを確実に解きました。面接はすぐに終わりました。入試は多少傾向が変わりましたが、基礎を重視している点では全県模試に似ていると感じました。「合格」は嬉しかったです。また「受験」そのものが楽しかったです。受験を共にした仲間、支えてくださった家族、先生に「ありがとうございます」を伝えます。
── 受験生へメッセージをお願いします。
「自分はだれよりもこの高校に行きたいし行くべきなんだ!」という強い意志があれば受験勉強を乗り越えられます。まずは高校やその先で取り組みたいことを探してみてください。そして自分の「得意」「好きなこと」を大切にして頑張ってください。
菊地 美織(きくちみお)さん(横浜市立神奈川中学校卒業 県立横浜翠嵐高校へ進学)

私はピアノを弾くこととクラシック音楽を聴くことが好きなので、将来は音楽関係の仕事に就きたいと思っています。
── 苦手科目対策など学習のポイントがあれば教えてください。
私は数学が苦手でしたので、数学を重点的に勉強するようにしました。多くの問題を解くだけでなく、なぜその答えになるのか解き方まで意識して解くようにしていました。間違えた問題はしっかり解きなおしを実施し、次に間違えないようにすることが大切です。模試の点数がとても悪くて落ち込んでいたときに、父に「自分を追い込み過ぎだよ。」と言われたことが印象に残っています。そのときから、もっと楽な気持ちで勉強に臨むようにしました。無理だなと思ったら早めに寝るようにしたり、気晴らしに別のことをしたりしていました。自分に合った勉強方法をなるべく早い段階で見つけられるといいですね。
── 全県模試をどのように活用されましたか。
全県模試は力試しと本番のシミュレーションとして受験しました。模試の結果表には第一希望内の教科ごとの順位が載っていますので、自分の弱点の教科は他の受験生と比べてどこなのかを知る目安になりとても役にたちました。また、分野ごとの正答率の推移を利用してどの分野の勉強を進めるか計画をたてることができたのは良かったです。
── 入試当日について教えてください。
入試の日は緊張や不安というより、長かった受験生活がやっと終わり好きなことを思う存分できるようになるという嬉しさや期待でいっぱいでした。「今日は本番だから特別なことをしよう」ではなく、「今までの模試と同じように取り組もう」という気持ちで受けました。気持ちの余裕は絶対に大切です。英語の試験後に「問題用紙と解答用紙を置いて教室を出てください。」と言われたときは、試験後に部屋を出るというような経験をしたことがなかったため、焦りと戸惑いの気持ちがありました。数学は、模試や過去問と傾向が変わり思うように解くことができず、「やばいかも…」という感触でしたが、「今までこれだけ頑張ってきたから大丈夫」と昼休みに気持ちを切りかえて午後の試験に臨みました。自信を持ち続けられたのは、今まであきらめずに勉強してきたから、模試で失敗したり成功したりと色々な経験をしたからだと思います。「模試を受けてきて良かったな」と試験中思いました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
努力は必ず報われます。一生懸命勉強して、悔いを残さないよう一日一日を大切にしてください。自分の道を信じて頑張ってくださいね。高校で待ってます。
瀬野 柊吾(せのしゅうご)さん(横浜市立日吉台中学校卒業 県立柏陽高校へ進学)

高校では部活、勉強、学校行事など、全てに全力を出して有意義な学校生活を送りたいです。
── 受験勉強の進め方についてどのようにしてきましたか。
僕が高校入試を意識し始めたのは中学3年生の夏休みでした。塾に通っていなかったため、通信教育や全国の高校入試問題集を使って学習をしました。どのページをいつまでに終わらせるかなどを自分で考えなければならず苦労しましたが、ゴールから逆算して計画を立てる力が身についたと思います。しかし、計画通りに実行できなかった時が何度かありました。そのような時は1日のノルマを少なくし、その状態を1週間ほど続けてやる気を復活させました。特色検査はとにかく過去問を解いて対策し、面接は予想される質問を30個ほど考えておき、それぞれに対しておおまかな答えを準備しました。受験勉強を通して意識したのは「復習して終わらせない」ということです。一度問題の復習をしたら、復習の復習をすることで確実に定着させました。
── 神奈川全県模試を受験勉強にどのように活かしましたか。
僕は、今の自分の学力がどのくらいあるかを知るために、中学1年生の春休みから全県模試を受けていました。中学3年生からは模試により力を入れるようになり、模試の前には必要な知識を思い出し、国語や英語の問題を解いて対策をしました。模試で間違えた問題は当日のうちに復習し、その問題の知識的な復習だけではなく、どうして解けなかったのかまで考えました。模試の結果が返ってきた時は点数と順位を主に見て、それからの勉強のやる気につなげました。
── 入試当日をどのような気持ちで迎えましたか。
入試の日の朝起きてから家を出るまでの約1時間半の流れをあらかじめシミュレーションしておいたため、当日は穏やかな気持ちで試験会場へ向かいました。入試は数学と社会に多少の変化がありましたが、問題を解くのに必要な知識は変わらないと思い、全県模試で練習した通りに落ち着いて解くことができました。特色検査は難化していて解きながらどの問題に手をつけるべきか迷ってしまいました。
── 最後に受験生に一言お願いします。
合否通知を自分の目で見る瞬間まで不安はついてきます。でも安心してください。不安だからこそ最高の準備ができるのです。不安な気持ちを誇りに思い頑張ってください。
金指 茉和(かなざしまお)さん(横浜市立保土ケ谷中学校卒業 県立横浜緑ケ丘高校へ進学)

観光客の手助けが出来るように実践的な英語を身につけたいと考えています。バイオリンやアルバイトなど初めての事にも挑戦します!将来は、国を超えて活躍する外交官を目指しています。まずは、母国である日本についてもっと知りたいです。
── 中学校生活と受験勉強の両立は大変だと思いますがどのようにしてきましたか。
私はソフトボール部に所属し、毎日部活動がありました。朝5時に起きて夜9時に寝る生活を送り、平日は4〜5時間、休日は10~11時間勉強しました。英語が得意でスピーチコンテスト出場では貴重な経験ができました。数学は学年が上がるにつれ苦手になりました。家では好きな英語から勉強を始め、数学の簡単な問題→難問の順に取り組みました。必ず解説で理解し、人に説明できるまで要点をまとめました。私は中2から高校受験を意識していましたが、実際に受験勉強を始めたのは中3の9月からです。私は苦手科目が少ないので秋からの勉強で間に合いましたが、ゆとりを持ってもう少し早く始めるのがいいと思います。やる気が出ない時は、大好きな本を読んだり犬の散歩をしたりしました。私は周りに惑わされやすく、友だちから夜中の2時まで勉強していると聞くと私の勉強時間は少ないと感じ自分も夜中まで勉強しましたが、翌日頭痛がひどく学習した内容も身につきませんでした。自分に合った生活習慣は大切です。
── 全県模試を受験してみていかがでしたか。
全県模試は友達に誘われて中2の8月に初めて受験しました。実力を試そうと敢えて事前学習も何もしませんでした。模試後は間違いノートを作りました。模試を何度か受験してからノートを見返すと、数学と理科は似た問題を間違えていました。模試を1回しか受けないと苦手な問題が出題されず高得点となることもあるので模試は複数回受けるべきです。緑ケ丘高校の12月の合格判定が75%でしたので変更も考えましたが、最終模試では90%となり安心できました。
── 志望校はどのように決定しましたか。
中1の頃は家から近い高校を考えていましたが、中3でもう一度見学したところイメージと違い、他の高校を調べ始めました。夏休みには志望校として15校を検討しました。受験校を決められずにいましたが、将来について深く考えると1校に絞ることができました。緑ケ丘高校は出願日前日に決定しました。志望校決定に関して両親は全部私に任せてくれました。
── 後輩へアドバイスをお願いします。
受験は持久走と同じです。走るのが好きでも疲れますよね。受験勉強も同じように疲れます。だからこそ上手な息抜きや早くから取り組んで心に余裕を持つことが大切です。勉強は、より多くの問題に触れ自分の引き出しを増やすためです。このような経験をする事はありません。楽しみましょう!
亀山 結(かめやまゆい)さん(群馬県千代田町立千代田中学校卒業 県立横浜緑ケ丘高校へ進学)

新天地での高校生活も変わらず勉強や委員会活動に精を出していきたいです。国公立大学進学を目指し、これからもたゆまぬ努力を積み重ねていきます。
── 群馬県からの受験となりますが受験勉強はどのように進めましたか。
私は数学と社会が特に苦手でした。神奈川県への受験を決めてから、数学は過去問や出題形式に則した問題を解いて慣れるようにしました。習っていない単元は予習を進め、12月には「問1〜3で15分」など時間を決めた演習を行いました。当日は形式が変わってしまいましたが、小問一問にかける時間を掴んでいたこともあり、問題の取捨選択などには訓練の成果が現れたと思います。社会は歴史が苦手であったのと、学習進度が異なることから公民分野の理解不足が目立っていました。秋から冬休みまでは教科書を読むことを徹底しました。社会に本格的に取り組み始めたのは冬休みからです。歴史は教科書で掴んだ流れに年号を乗せていくイメージで語呂合わせ等を用いながら年号暗記をしました。単語帳の表に数字、裏に出来事を書き、ほぼ毎日繰り返しました。公民は教科書を読みながら教科書ワークを自主学習として進めました。一通り学習した後、全国の過去問が単元ごとにまとまっている市販の教材を解きました。その甲斐あって、12月の第6回全県模試から1月の第7回全県模試までに社会だけで得点を17点、偏差値にして9上げることができました。
── 神奈川全県模試を受けてみていかがでしたか。
神奈川全県模試は規模が大きくデータが豊富なところに信頼を持てました。自宅受験にも対応されていたため安心して受験できました。判定表に「合格圏まであと何点」というような分かりやすい指針があることもモチベーションの向上につながりました。また、会場受験は入試と同じような緊張感があり、高校入試本番では比較的リラックスして試験にのぞむことができました。会場受験を経験していてよかったです。
── 県外からの志望校決定はどのようにされましたか。
私は3年生の秋に神奈川県への引っ越しが決まりました。神奈川県の高校入試については分からないことだらけでしたが、神奈川県の高校の偏差値と地元群馬県の模試を基準として安全校と挑戦校を選びました。挑戦校として選んだ横浜緑ケ丘高校の説明会で、先輩方が自校に誇りをもって話をする姿を見て強い憧れを抱いたため、この高校を第一志望校としました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
受験へ向けた日々は辛いものだと思います。心身に負担がかかる時期ですので、身体のメンテナンスは大事にしてください。「入学したい」という気持ちと 自分を信じられるくらいの無理なき努力を保ち続け、頑張って受験を乗り越えよう!
石原 彩佳(いしはらあやか)さん(逗子市立逗子中学校卒業 県立横浜緑ケ丘高校へ進学)

友人たちには励ましてもらったり分からないところを教えてもらったりとすごく助けられました。本当にありがとう!高校生活では今まで以上に日々の勉強を大切にし、部活動との両立を目指して行きたいです。大学進学に向けて、努力あるのみ!
── 中学校生活や受験勉強についてどのようにしてきましたか。
私が受験勉強を始めたのは部活を引退した中3の10月からでした。吹奏楽部に所属していたのですが、引退が他の部活より遅いことを知ってからは不安でした。ですから日頃からコツコツ学習を進め内申点を上げ、受験の際に少しでも有利になるように心がけました。塾や通信教育などは一切行っておらず、市販の問題集にのみ取り組んでいました。塾で受けられるような学習サポートがないため、疑問に思ったことがあれば学校の先生や周囲の友だちに聞くようにしていました。また、ひとりで自宅学習するというスタイルだったので、集中力が切れそうになった時は勉強時間の記録をつけられるアプリで志望校が同じ人の勉強時間を見て緊張感を持つようにしていました。
── 全県模試に参加してみていかがでしたか。
中2の夏から全県模試を受けていますが、高校受験を意識してからは模試範囲を学習し受験するようにしました。合格判定では第2・第3志望はいつもA判定なのですが第1志望はD判定で、志望校を変えるべきかとても迷いました。しかし冬休みの猛勉強の末、1月の模試でA判定、WEB判定模試も同じくらいの得点をとることができたため第1志望を受験しました。全県模試の判定表は細かく記載があるので、弱点の発見にとても役立ちました。また、志望校内の順位や合格ラインまでに必要な内申点と得点なども読み取ることができるので、具体的な目標を立てることができました。
── 入試当日の様子を教えてください。
学力検査当日の朝は、もっと勉強したかったと思いながらもどこかすっきりした気持ちで会場に向かいました。英語は順調でしたが、次の数学の問題を見た瞬間にとても焦りました。苦手科目であることに加え出題の順番が例年と大幅に変わっていて、少しパニックになり集中して解くことができませんでした。「数学はもう終わったのだから気にしても仕方がない。ほかの科目で取り戻そう。」と気持ちを切り替えて挑んだ国語では手ごたえを感じました。帰宅途中では数学のことで頭がいっぱいでしたが、その夜に自己採点をしたところ模試や過去問の結果を上回る得点で、その後の特色検査や面接へのモチベーションを高めることができました。
── 受験生の皆さんへアドバイスをお願いします。
苦手な所がどこか分析し、ひとつずつ克服していってください。それでも変わらないかもしれない。でもやらないと変わらない。努力し続けるのは大変だと思います。体を動かしたり音楽を聴いたり志望校について調べたりして自分に合うやる気の高め方を見つけてください。理想の自分を思い浮かべ、それに近づくためには何をしたらいいか、何ができるのかを考えて頑張ってください。
谷 陽稀(たにはるき)さん(平塚市立江陽中学校卒業 県立平塚江南高校へ進学)

高校では、行事はもちろん、日々の学校生活も大切に過ごしたいと思います。また、将来は教育関係の仕事に就きたいと思っています。そのために高校でたくさんの知識を身に着け、大学では専門的に勉強したいと思います。
── どのように学習を進めてきましたか。
私が本格的に高校入試に向けて勉強を始めたのは中学3年生の夏休みからです。塾に通いながら1日最大10時間程度勉強しました。受験勉強ではとにかく入試の過去問や問題演習に多くの時間を割きました。特に社会の勉強には苦労しました。社会は覚えることが多いため自分で暗記用のプリントを作って語呂合わせなどで覚えるようにしていました。またどの教科も偏りなく勉強するようにしました。
── 志望校についてどのように考えてきましたか。
私は小学6年生の頃から平塚江南高校への憧れを持っていました。しかし、中学生になってからは志望校を何度も検討し、最終的には中学2年生の12月に決定しました。初めは校風に惹かれて何となく平塚江南高校を目指していたのですが、文化祭や学校説明会に参加してからは、在校生の方々の学習や行事への積極性、「自主自律」の教育理念を知り、平塚江南高校に決めました。併願の私立高校は説明会に参加し、設備が充実していることに惹かれて受験を決定しました。
── 実際に入学試験を受けてみていかがでしたか。
入試当日の朝はとても緊張していました。ですが両親に「今まで頑張ってきた自分を信じなさい。」と言われ少し落ち着くことができました。試験会場は意外と賑やかでした。試験問題については正直手ごたえがあまりなく、帰宅後すぐに自己採点しました。特色検査は学力検査よりも難しく感じましたが、一緒に受験した友だちも共感してくれたので安心しました。面接は緊張しましたが自分のことを精一杯アピールできました。私の受験を支え応援してくれた両親や友だち、先生方に感謝です。
── 受験生の皆さんへアドバイスをお願いします。
これから高校入試を迎える皆さんは緊張や不安でいっぱいだと思います。私もそうでした。ですけれど、勉強すればするだけ自信がつき不安も和らいでいきます。入試当日に「これだけ勉強した自分なら大丈夫」と思えるように少しでも早く受験勉強をスタートしましょう。「継続は力なり」です。頑張ってください。
木林 亜美(きばやしあみ)さん(平塚市立神田中学校卒業 県立平塚江南高校へ進学)

将来は人の役に立ち、大好きな英語を活かせる仕事に就きたいと考えています。
── 受験勉強ではどのような工夫をしてきましたか。
私が受験勉強を始めたのは中学3年生の8月頃でしたが、文化部に所属していたため引退が遅く、受験勉強に集中できるようになったのは11月頃でした。得意な教科・単元は軽く確認するだけにして、苦手な教科・単元の問題はできるようになるまで問題集をたくさん解きました。この方法によって時間をかけずに質の高い受験勉強をすることができました。また、定期試験や全県模試で間違えた問題や分からなかった問題は何度も解きなおしました。生活リズムを崩さないためにも徹夜をするのではなく、早起きして朝から勉強するのが良いと思います。受験の1週間前には苦手な問題よりも確実に解ける問題を間違えずに解くための確認をしました。
── 志望校はどのようにして決めましたか。
私は2年生の頃には志望校が決まっていたので、学校説明会も文化祭もその高校にしか行きませんでした。ですが、志望校が決まっていてもいくつかの高校の説明会や文化祭を見ておく方がよいと思います。他の高校を見ておくと志望校との比較ができ、志望校の特色がよく分かるので面接などで聞かれたときに答えることができます。
── 入試を受けてみていかがでしたか。
入試は定期テストと違い自分の進路が決まるので非常に緊張しました。入試前日は忘れ物がないか何度も確認しました。入試当日は余裕をもって家を出て、試験が始まるまで心を落ち着けていました。入試問題の内容や休憩時間の様子などは全県模試とそっくりでした。模試と違うのは、特色検査と面接は別の日に行われることです。面接時間は10分くらいでした。どんな質問をされるのかは高校によって異なると思いますが、よくされる質問を調べて答えを用意しておくと本番で焦ることなく応じることができます。私は高校の特徴やこれから頑張りたいことを聞かれました。予想外の質問には落ち着いて少し考えてから答えました。面接では間違えても言い直して正しく伝えることはできます。
── 受験生へ一言。
受験勉強を頑張れば頑張っただけ入試本番は緊張します。ですが、「今までの努力を今日の試験の中で出し切るだけ!」と思えば、緊張はやる気へと変わります。入試本番で力を出せるように受験勉強を頑張って下さい。
池内 玲音(いけうちれお)さん(横浜市立汲沢中学校卒業 私立平塚学園高校へ進学)

高校では続けてきたクラシックバレエと勉強の両立を頑張りたいと思います。高校生になるとさらに忙しくなると思うので、これからも常に自分のベストを尽くしていきます。
── 中学校生活や受験勉強の様子について教えてください。
私は塾には通わず通信教育の教材で勉強をしていました。中学校ではブラスバンド部に所属し副部長を務め、習い事でクラシックバレエをしていました。部活、習い事、勉強の両立は大変でしたが、常に最善を尽くすようにしました。定期テスト前や1月から受験直前までは地区センターで主に勉強し、特に週末は開館から閉館までいました。家ではお気に入りのジャズやクラシック音楽をかけることで集中して勉強できました。
── 全県模試と受験勉強はいかがでしたか。
神奈川全県模試は詳細な解説がついているのでそれを活用しました。特に特色検査対策模試問題の解説動画は、解説を読むだけでは難しいところの理解に役立ちました。5教科の模試問題も入試に基づいたものなので、入試形式に慣れることができます。間違えた問題は、問題の横に解説を読みながら自分でまとめたものを書くことで、すぐに見直せるようにしました。
── 併願校はどのように考えましたか。
併願校決定のためにいろいろな私立高校の説明会や見学に行きました。平塚学園は自然に囲まれた立地とそのカリキュラムが決め手となりました。また、平塚学園の特別進学コースは、朝、放課後、長期休暇に補習があり、大学進学に向けての取り組みがあることにも魅力を感じました。
── 受験生へ一言。
自分が「行きたい!」と思えるような高校があるのならば、ぎりぎりまであきらめずに粘ってください。あきらめて志望校を変えたら、夢は遠くなるし自分の実力を伸ばすことができません。最後まで自分を信じて頑張ってください。
市来 未来(いちきみらい)さん(熱海市立熱海中学校卒業 県立小田原高校へ進学)

将来はマスコミ関係の仕事に就きたいと考えています。笑顔や元気を視聴者に届けるだけでなく、社会問題について自分なりに世の中に伝えられるようになりたいです。
── 県外から受験をされていますが受験対策はどのようにしてきましたか。
私は静岡県から神奈川県に引越し予定があり神奈川県の高校を受験しました。静岡県と神奈川県とでは入試問題の形態や出題範囲の傾向が違うため、自分が神奈川県ではどのくらいのレベルになるのかを知りたくて、第2回神奈川全県模試から自宅や会場で参加してきました。普段は塾へは行かず通信教育で勉強をしていたため、受験に関しての詳しい情報や同じ志望校を希望している受験生がどのくらいの成績なのかわかりませんでした。全県模試の結果ではその様子がわかりとても役に立ちました。一度、神奈川県にある塾のオープン模試も受けてみましたが、全県模試の結果と偏差値や志望校の合格判定などほとんど同じでした。全県模試を続けて受けることで、問題を解く際の時間配分の練習になり、成績の上がり下がりがよくわかり、励みになり良かったです。県外受験でしたので、学校の三者面談では直近3回分の全県模試の結果を参考にしました。
── 志望校決定について教えてください。
6月の文化祭に行った時に小田原高校を第1志望に決めました。他に見学に行ったいくつかの高校に比べ、先輩達がとても生き生きとして心から楽しんでいる様子が伝わってきたからです。その後に参加した学校説明会での先生方の説明の丁寧さや先輩たちの意識の高さ、実際にそこを卒業した友だちのお姉さんからのアドバイスも決め手となりました。
── 入試当日の様子はいかがでしたか。
全県模試を会場でも受験して慣れていたこともあり、入試当日は学校の中間や期末試験を受けるくらいの気持ちで会場に向かうことができました。しかし実際に試験が始まりわからない問題が増えてくると焦りが出始めました。教科によってたてていた『わからない問題はとばし、わかる問題は確実に解く』という作戦もくずれ、失点につながった部分もありました。まわりのライバルに少しでも勝とうとしてあわてた部分もありましたので、もう少し落ち着いて作戦を実行できれば良かったです。休憩中は参考書を見ている人が沢山いましたが、私は何もせずに気持ちを落ち着かせるよう心がけました。
── 受験生へのアドバイスを一言ください。
自分の苦手な分野を一つでもなくせればそれだけ心に余裕ができるし、苦手なものを克服することで自分に自信を持つことができます。その自信が当日の不安や焦りを消してベストを尽くすことができると思います。得意な分野を伸ばすことも大切ですが、苦手な分野の克服もぜひ頑張ってみてください!
高橋 花奈(たかはしかな)さん(大和市立渋谷中学校卒業 県立綾瀬高校へ進学)

これからの生活や将来に不安と希望で胸がいっぱいですが、高校では自分の進路選択に向けて人一倍頑張りたいと思います。
── 神奈川全県模試や受験勉強について教えてください。
私は塾の先生にすすめられて神奈川全県模試を受験しました。実際に受けてみると、普段受けている学校のテストとは全く違いとても難しく驚きました。初めの頃、私は間違えた問題の解きなおしをしていましたが、中々点数が上がりませんでした。そこでテストの点数を上げるために自分なりに工夫をしました。「間違えノート」を作り、自分が何を間違えたのかを分析できるようにノートにまとめて勉強してみました。すると少しずつテストの点数が上がりました。全県模試の良い点は、本番同様の形式なので入試がどのようなものなのか掴めます。さらに全県模試を受けた後に受け取る合格判定表には、全県模試を受けた結果が記入されており、自分の弱点や美点が分析されています。私はその結果を見て勉強を進めました。
── 実際の入試はいかがでしたか。
受験会場はとても緊張した空気に包まれていました。しかし、今まで自分が頑張ってきたものを本番で出し切ることができました。国語の漢字の問題では、全県模試で出題された問題がありました。全県模試を受けてきて良かったなと思える瞬間でした。私は受験という人生初めての厚い壁にとても苦戦しました。途中辛い時期もあり泣いてしまう日がありました。ですが、そんな私を支えてくれたのが家族でした。家族にはとても感謝しています。この経験は自分の自信に繋がると思います。
── これから受験を迎える後輩へメッセージをお願いします。
何事にも諦めずに常に積極的に取り組むことを忘れないで欲しいです。辛くて挫けそうな日もあると思います。ですが自分が頑張れば必ず良い結果が帰ってきます。小さな事でも良いので挑戦してみて下さい。そして一日一日を大切にして下さい。これからの自分の将来のためにも頑張って下さい。応援しています。
城野 優仁(じょうのゆうと)さん(大和市立つきみ野中学校卒業 県立大和高校へ進学)

高校では学校生活はもちろん部活を楽しみたいです。また、僕には医療系の仕事に就くという夢があります。その夢を叶えるために、特に理系科目の予習復習に、日々の学習に力を入れていきたいです。
── 受験に向けての取り組みを教えてください。
僕は塾に通っていませんでしたので、自分の今の学力や位置を知るためにも模試を受けたほうがいい、と親に勧められて中2の夏に初めて全県模試を受けました。その後も、入試に近い雰囲気を経験することも大切だと考え模試に参加しました。僕は、模試を受ける前には特に対策はせずに自分の実力を測るようにしていました。模試の後は間違えたり解けなかったりした問題や解答に迷った問題の解説をよく読み、しっかりと理解してから解き直しをしていました。何度も受験することで会場の緊張した雰囲気に慣れ、緊張感がある中でも自分の実力を発揮できるようになっていきました。
── 志望校はどのように考えましたか。
中2の時に気になる高校の説明会や文化祭に足を運ぶようになりました。部活の環境や学校の雰囲気、通いやすさなどそれぞれの良さがあり、2校のうちのどちらにするか願書提出時まで悩みました。友達や両親に相談しながら、3年間通うことを考えて慎重に決めました。
── 入試当日の様子はいかがでしたか。
入試当日は、同じ中学校からの受験生が周りに多かったこともあり、思ったほど緊張しませんでした。自分の実力を十分に発揮できたと感じました。5教科の試験の中には出題の形式や内容が例年とは少し異なるものもありましたが、落ち着いて取り組むことが出来ました。ですが、特色検査は思い通りの時間配分で解くことが出来ませんでした。そのため、面接では失敗しないように落ち着いて臨もうと思いました。面接は緊張しましたが、試験官の目をよく見て自分の伝えたいことをしっかりと伝えられるように、はきはきと話すことを意識しました。
── 後輩へのメッセージをお願いします。
どれだけ頑張っても希望の進路に進めるとは限りません。でも、希望の進路に進むためには今から頑張るしか道はないのです。日々の学習を毎日続ければ、学力は確実に伸びていくはずです。今つらくても、一生懸命頑張れば明るい未来が待っています。最後まで諦めずに、自分を信じて頑張ってください!!
玉上 浩丈(たまうえひろたけ)さん(相模原市立共和中学校卒業 県立相模原高校へ進学)

幼稚園から続けているサッカーを高校でも頑張りたいと思っています。高校でも時間の使い方を工夫し、文武両道を目指します。
── 全県模試を受験しようと思ったきっかけを教えてください。
僕が通っていた塾では塾内実施の模試がなかったからです。ですから、中3の7月から毎回全県模試を受験しました。全県模試の問題の難易度が本番に近いと感じていたので、実践的な練習ができました。また、解説が丁寧で理解しやすいものでしたので、それを学習にフルに活用しようと思いました。
── 全県模試の活用方法を具体的にお願いします。
模試を受けるうえで大切なことは、復習して自分の苦手分野を分析し、分からなかった問題を解けるようにすることだと思います。まず、模試を受験したその日のうちに分からなかった問題を中心に解説を読みながら復習しました。次に結果が返って来たらもう一度全体を見直しました。そして次の模試の前に再度解き直し、同類の問題は確実に点が取れるようにしました。過去の全県模試も購入し、本番と同じタイムスケジュールで取り組みました。このようにして様々な問題を解くことで自分の苦手分野を知ることができ、時間配分を明確にすることができました。問題を3回程解き直すことで自分の知識として定着させることができ、実力を向上させることができたと思います。たくさんの問題を解いたことで、入試本番のプレッシャーや緊張感の中でも自信を持って問題に取り組むことができました。
── 志望校はどのように決定しましたか。
高校の学校見学や説明会には夏休みから参加し始めました。部活体験や文化祭にも参加しました。志望校は最終的に公立高校2校で迷いましたが、1月の入試前最後の模試結果と通学の便から相模原高校に志望校を決定しました。模試結果が返ってくると合格判定を見て一喜一憂することもありましたが、楽しみにもしていました。全県模試の合格判定表にある入試予想得点は、模試得点から算出されるので、志望校決定の判断材料になると思います。僕は合格判定の結果から自信を持って受験に臨むことができました。
── 最後に後輩に一言。
受験勉強は大変ですが、終わった後の達成感や充実感は半端ではありません。日々の努力を怠らず、ぜひ頑張って下さい。
千葉 陽一(ちばよういち)さん(相模原市立麻溝台中学校卒業 私立麻布大学附属高校へ進学)

受験生の皆さん、がんばってください。
── 受験勉強について教えてください。
中学校ではサッカー部に所属し、通信教育で勉強をしてきました。全県模試は学校からの案内や姉が受験していたこともあり3回受けました。夏に受けた模試の結果はとても悪く落ち込むこともありましたが、大学は国立大学医学部を目指しているため高校の志望校を変更することは考えてはいませんでした。
── 入試はいかがでしたか。
私は数学が得意でしたが、入試の数学はとても難しく感じました。半面、他の教科は易しく思いました。また、特色検査もとても難しく面接では非常に緊張しました。県立高校には残念ながら不合格となりましたが、麻布大学付属高校は説明会で初めて訪れた際にとても活気があり第一印象が良かったため併願校としました。
柳田 雪乃(やなぎだゆきの)さん(相模原市立相模台中学校卒業 私立相模女子大学高等部へ進学)

「メリハリのある学習」で夏休みからでも第1志望に向けて諦めることなく頑張り続け合格できました!
── 中学校生活や受験勉強はどのようにしてきましたか。
私の中学3年間は、クラブ活動にも参加せずのんびりと過ごした2年半と焦って真剣に勉強をした半年間でした。2年生から3年生の最終学期までに全県模試を5回受験しましたが、どれも成績は思うほど良くはありませんでした。3年生の夏の模試では、志望校と不得手科目の偏差値に大きなギャップがあることを目の当たりにし、高校受験に焦りを感じ始めました。それからは高校受験を意識して猛勉強しました。夏からはパッドを使う通信教育を始め、平日は3時間、休日はもう少し多めに勉強するようにしました。パッドは問題数が多く、全県模試の結果を元に苦手科目を集中して学習しました。
── 志望校決定や推薦入試について教えてください。
全県模試は自分の立ち位置がわかり、目標とする高校を早めに意識するのにとても役立ちました。夏休み後半からの猛勉強により2学期の中間テストは予想以上に良い成績となりました。その結果、内申点も大幅にアップし、第1志望の相模女子大学高等部の特進クラスに推薦で受験できることになりました。両親もとても喜んでくれました。面接試験対策として想定問答を準備し練習しました。社会問題に関しては「日韓問題」について考えをまとめ、面接試験では自分の意見を伝えることができました。1月中に合格通知を受け取ることができ嬉しかったです。