模試制作室より

2017年10月の神奈川全県模試をふりかえって《問題解決能力向上のすすめ》

 公立高校の共通選抜入試まで、あと約4か月になりました。皆さんは、現在、来月中旬頃に行われる定期テストに向けての学習を進めていることと思います。そして、中1・中2の内容の総復習を含んだ入試に向けての学習も、少しずつ進めていることと思います。健康に十分注意して、がんばりましょう。

 10月実施の神奈川全県模試について、全般的な結果をふまえ、今後の学習の方向性について以下に記載いたします。是非、参考にしてください。

 全体的な正答率をみると、数学の計算、国語の古文、理科の生物分野、社会の公民分野などでは良い結果が出ています。現在、あるいは少し前に学校で学習した内容が、しっかりと身についていると思います。来月中旬頃に行われる定期テストの時期までは、このような、学習した内容は必ず理解して得点するという意識で学習を進めていきましょう。一方で、「思考力」が求められるような問題では厳しい結果になりました。英語の英作文、数学の関数、国語の記述問題、理科の計算問題、社会の歴史の並べかえなどです。これらの問題に強くなるためには、勉強中に「考え方」がわかりづらい問題に出会ったとき、少し多めの時間を使ってでも、どうしてそのような答えになるのかをきちんと理解して、「考え方」を1つ1つ身につけていくことを勧めます。「なぜそうなるのか」がわからなければ、先生や友だちに聞いてみるのもよいと思います。「考え方」がわかると、類似の問題は解きやすくなり、得点力が大きく伸びます。特に、特色検査(記述型)が実施される高校を志望している人は、「考え方」を身につけているかをどうかを問う問題が出題されることが多いので、「なぜそうなるのか」「どうしてその結論になるのか」を大切にしていくと、正しい判断によって正解を導き出すパターンが蓄積され、今後大いに役に立つことと思います。少し時間はかかりますが、結局は問題解決能力を高める近道になります。あせらずに取り組んでいきましょう。

 ここで、今回の模試での正答率がやや低かったものの中から、この時期に重点的に復習しておいた方がよいと思われる単元を以下に記載いたします。来月中旬頃の定期テストの出題範囲と関連させて学習することを勧めます。

  • 英 語 :並べかえて文を完成させる問題、英作文(教科書の文章をそのまま写して書くことでも効果があります)
  • 数 学 :関数全般(座標、直線や曲線(反比例など)の式、グラフの応用)
  • 国 語 :文章を読み、記述問題の解答を書き、その内容を模範解答とつき合わせる(文章読解力、文章作成力を磨く)
  • 理 科 :3年生で学習した内容の復習(運動・エネルギー、イオン・中和、生殖・遺伝、自転・公転・太陽系など)
  • 社 会 :学習した公民の内容の復習(特に「憲法」と「人権」をしっかりと)

 1つ1つの問題を丁寧に仕上げる気持ちで解き、理解を深めていきましょう。その学習姿勢が、11月下旬以降における入試に向けての学習において効果を発揮し、記憶量を増やすとともに、考えて解答を導き出す力を高めていきます。努力したことは、将来に向けて必ず結果に表れます。がんばりましょう。

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